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【NICU・GCU入院経験者ママが解説】母乳の保管・保存・運搬方法

【NICU・GCU入院経験者ママが解説】母乳の保管・保存・運搬方法
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子どもがNICU/GCUへ入院したので母乳を届けなければいけないけど、どのように保存して、どうやって運べばいいの?

母乳を冷蔵庫や冷凍庫に保存する時の注意点は?

子どもの入院やさまざまな状況によって突然搾乳が必要になると、搾乳した母乳を正しい方法で保管し、時に運搬する必要があります。母乳を直接飲ませるつもりが、予想外の出来事に困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回は、子ども2人がNICUに入院した経験のある筆者が、母乳の保管・保存・運搬方法についてご紹介します。

目次

母乳の保存方法

手順1:搾乳した母乳を母乳パックへ入れる

搾乳前には、必ず手を洗い清潔な手で作業しましょう。搾乳をしたら、搾乳機に入っている母乳を母乳パックへ移していきます。

母乳パックへ移し替える際は、袋になっている部分を広げるときに息を吹きかけたり手を入れたりせず袋の両端を押して広げます。

母乳パックの容量よりも多くいれてしまうと母乳が膨張して袋が破れてしまうこともあるため注意しましょう。商品の容量を守ってしっかりと空気を抜きながらチャックを締めたら完了です。

母乳の移し替えがうまくいかない時の対処法

搾乳機と母乳パックを直接繋ぐ専用のアダプターもあります。これにより、搾乳した母乳の移し替えの手間を省くことが出来ます。ピジョンの母乳フリーザーパックは、手動と電動どちらの搾乳機にも取り付けが可能です。

ライター あやこ

哺乳瓶に母乳が少し残ってしまうともったいないですよね。母乳を一滴も無駄にしたくない人にもおすすめの商品です。

手順2:附属のシールに名前・搾乳日時・搾乳量を記入する

母乳を病院へ持ち込む場合は、いつ誰が搾乳したものなのかが分かるように必ず情報の書き込みをします。上記の項目以外にも病院から指示があった場合は書き込みましょう。

自宅で母乳を使用する場合は日付と搾乳量のみを記入します。

手順3:冷凍庫で冷凍する

冷凍状態が不完全の場合は病院で受け取ってもらえない場合があります。そのため外へ持ち出す場合は母乳が完全に凍るまで十分に冷凍しましょう。

母乳を平らな状態で冷凍すると、持ち運びの時にかさばらずに済みます。また、自宅での保管の際にケースに立てて収納したりすることが可能です。

母乳の保存期間

冷凍庫で冷凍保管する時は約3ヵ月保存可能

冷凍母乳の保存期間は約3カ月間です。ただし、保存する際に清潔な状態で母乳を移し、冷凍庫の温度をマイナス18℃以下に保った場合に限ります。冷凍庫の開け閉めによる温度変化を加味して、できるだけ早めに使用するのがより安心です。

冷凍保管は24時間以内、常温の場合は4時間以内

冷蔵保存(4℃以下)の場合は、24時間以内に使いきりましょう。常温保存(16 °C〜25 °C)の場合は最大で4時間です。冷凍の場合と比べると、保存期間がグッと短くなるので注意して使用しましょう。

ライター あやこ

筆者は病院から、常温の場合は念のため2時間以内に使うように言われていました。特に夏場は室温が25℃以上になるので注意が必要です。

【参照】母乳を冷凍保存・解凍するときのポイントや注意点のまとめ【助産師が解説】|母乳育児情報サイト「ぼにゅ育」
https://pigeon.info/bonyu/article-276.html

【参照】母乳の保存、冷凍、解凍方法|Medela
https://www.medela.jp/breastfeeding/mums-journey/storing-and-thawing-breast-milk

母乳の運搬方法

母乳を運搬する際に特に気を付けたいことは、母乳が絶対に溶けないようにすることです。少しでも溶けた母乳は衛生的に問題があるので受け取ってもらえないこともあります。そのため、しっかりと保冷状態を保つことのできる道具を揃えましょう。

1. 保冷バッグを用意する

保冷バッグは、機能性の高いものを選ぶとよいでしょう。蓋がしっかりと締まり、冷気が逃げないタイプのものがおすすめです。

また、サイズに気を付けて搾乳した母乳が入る容量のものを選びましょう。

ライター あやこ

毎日母乳を運ぶ場合は1日分の母乳が入る容量を、数日分まとめて運ぶ場合は大きめの保冷バックを用意すると安心です。

2. 保冷剤を入れる

保冷バッグには保冷材も一緒に入れましょう。母乳だけを保冷バックに入れた場合、溶けてしまう危険があります。

ロゴスの保冷材は保冷力にとても優れているので非常におすすめです。冷凍庫にいくつか入れておくと急な停電時にも庫内の温度を保ってくれます

ライター あやこ

筆者は一度、母乳の保冷が不十分だったことから病院にて全廃棄となったことがあります。あの喪失感は忘れられないです。落ち込んで呆然とした時に母が用意してくれたしっかりとした保冷バッグと保冷材は、育児中の今も大活躍しています。

3. 保冷バッグに保冷剤と母乳を詰める

用意した保冷バッグの1番下に保冷剤を置き、その上に冷凍した母乳パックを入れましょう。

保冷剤が2つ以上ある場合は、さらに上にも保冷剤を置き、挟み込むことで保冷力がアップします。最後にしっかりと蓋を閉じれば、準備完了です。

自分自身を労わることも忘れずに

産後子どもだけが入院したり、色々な事情で直接母乳を与えられない時は、不安になったり頑張りすぎてしまうお母さんもいるのではないでしょうか。

筆者も色々な感情に心を揺さぶられながら、搾乳や病院面会をしていました。だからこそ、自分自身の身体と心を労わることもどうか忘れずに、とお伝えしたいです。泣きたい時に我慢をせずに泣いたり、辛い気持ちを吐き出す機会もつくっていきましょう。

日常生活でできる限り身体を休め、子どもだけでなく自分自身のことも大切にしましょう。

▼こちらの記事では、子どもに病気や障害があると分かった時のことについて、先輩ママの経験談を読むことができます。

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この記事を書いた人

腎不全と共に生きる医療的ケア児の息子(6歳)と、娘(2歳)を育てる2児の母です。制度の狭間での困難さ、そして見えない想いやニーズについて、声に出していきたいと思い執筆活動をはじめました。

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