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【NICU・GCU入院経験者ママが解説】搾乳方法とコツ、痛い時の対処方法

搾乳方法とコツ
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突然搾乳が必要になったけれど、正しい搾乳の方法がわからない

今よりも上手く搾乳できるコツや工夫があれば知りたい

搾乳中の痛みをなんとかしたい

今回は筆者の搾乳経験を踏まえ、搾乳方法とコツ、痛い時の対処方法についてご紹介します。

目次

搾乳のコツ

リラックスしながら搾乳する

母乳を分泌するホルモンはお母さんがリラックスしている時に多く分泌されます。そのため、自分自身が心地よいと感じる環境で搾乳をするようにしましょう。子どもが入院中の場合は、子どもの写真を眺めながらの搾乳もおすすめです。

ライター あやこ

テレビを見たり、好きな飲み物を飲んだり、誰かとおしゃべりしながらでも大丈夫です。自分自身が落ち着くと感じることをしましょう。

体をあたためる

身体を温めることは母乳量を増やすには大切なことです。温めることはリラックスすることにも繋がります。逆に身体が冷えていると、循環が悪くなることに加え、乳頭が固くなり搾乳時の痛みにも繋がります。

搾乳の合間に肩や首のストレッチをする

搾乳中は背中が丸まりやすく肩も凝りやすくなります。肩回りを積極的に動かし疲れを溜めないように工夫しましょう。

ライター あやこ

1日あたりの搾乳回数は6回以上と想像以上に頻回です。産後は疲れが溜まりやすい時期でもあるので、自分自身を労わりながら搾乳をしましょう。

搾乳の方法

搾乳器の場合

1.手を洗い、消毒済みの搾乳器や容器を用意する

搾乳は清潔な状態で行うことが大切です。搾乳機の洗浄と消毒は手間ですが、毎回しっかりと行うようにしましょう。

2.椅子などに座り、リラックスした姿勢をつくる

楽な姿勢で搾乳を行いましょう。授乳クッション等を使って、腕を固定するのもおすすめです。

3.乳頭が真ん中にくるよう搾乳カップを当てる。

乳房とカップに隙間がないようにピッタリと搾乳カップを密着させましょう。

4.優しい吸引圧で刺激をする

はじめは優しく小刻みな吸引圧を加えましょう。赤ちゃんが実際に授乳する時も、はじめは同様の動きをします。これによって母乳が分泌されるようになります。

電動の場合:搾乳前の“準備モード”があれば選択する

手動の場合:自分のペースと力加減でハンドルを握ったり緩めたりを繰り返す

5.母乳が勢いよく出はじまたら、好みの吸引圧で搾乳を続ける

電動、手動どちらの場合も痛くない程度に強さを調節します。

【参照】搾乳ってどうやるの|国立大学法人岡山大学

URL:https://www.okayama-u.ac.jp/user/josan/img/h20.pdf

手絞りの場合

1.手をよく洗い、温める

乳房を触る手は、温かい方が母乳を出すうえで望ましいです。そのため、手が冷たいと感じるときは温水で手を温めましょう。

2.利き手と反対の手で容器を持ち、もう片方の手で乳輪を支える

指先は乳頭から約2〜3cm離れたところに置きます。

3.親指と人差し指の腹で、乳輪の外側から乳頭へゆっくりと押す 

この時、指を滑らせて絞るのではなく、胸壁(肋骨の方向)に向かって内側へ押すようにしましょう。

4.乳輪の色々な角度から絞る

同じ場所から絞ると、詰まりの原因になるので注意しながら絞ります。

【参照】搾乳ってどんなときに必要?どうやって搾ればいい?〜効果的な搾乳方法について〜|産婦人科オンラインジャーナル

URL:https://journal.obstetrics.jp/2022/05/18/breast_pumps/

ライター あやこ

手搾りという方法もありますが、経験者としては搾乳器の使用が圧倒的におすすめです。搾乳器は、洗浄や組立の手間はありますが、手搾りよりも効率的に搾乳でき、産後の負担を軽減できます。

▼筆者がおすすめする搾乳器はこちらの記事からどうぞ!

痛い時の対処方法

搾乳の時に乳首が痛い時の対処法

毎日繰り返し圧をかけることで、乳頭を痛めてしまうことがあります。そんな場合は以下の工夫をしてみましょう。

【対処方法】

  • 搾乳する時の圧力を弱くする
  • 乳頭に保護クリームを塗る

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乳房が痛い時の対処法

しばらく搾乳ができなかったり、乳房の一部に母乳が残っていたりすると、乳房が痛くなることがあります。無理せず冷やしたり、詰まりをとるようにしましょう。

【対処方法】

  • 片方の手で痛い部分を押えながら搾乳し、母乳の詰まりをとる
  • 乳房を冷やす

痛みが強かったり続く場合は病院やクリニックに相談を

痛みについて心配な時は、病院やクリニックを受診しましょう。困ったときにすぐに相談できるよう、かかりつけを見つけておくと安心です。また、普段から定期的な乳房ケアをおこなうとトラブルの予防にもなります。また、助産院でも相談やケアを行ってくれます。

ライター あやこ

筆者は産後ケア施設で受けた乳房ケアで、思っている以上におっぱいに母乳が詰まっていることが発覚しました。マッサージ終了後は本当にスッキリ。自己判断をせず、専門家のケアを受けることの大切さを実感しました。

自分自身を労わりながら搾乳しましょう

今回は搾乳の方法とコツ、痛みへの対処法をご紹介しました。

搾乳期間中は、できる限り自分自身を労わりながら進めましょう。最初は手探りで始める搾乳も、コツが掴めてくるとだんだんと負担が減っていきます。痛みやそれ以外の悩みについて、困ったときは専門家に相談するようにしましょう。

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搾乳方法とコツ

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この記事を書いた人

腎不全と共に生きる医療的ケア児の息子(6歳)と、娘(2歳)を育てる2児の母です。制度の狭間での困難さ、そして見えない想いやニーズについて、声に出していきたいと思い執筆活動をはじめました。

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