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手に過敏があるうちの子が遊んだおもちゃはこれ!【うちの子のお気に入りのおもちゃ】

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「お子さんのお気に入りの遊びやおもちゃは何ですか?」

私はこの質問が、一時期本当に苦手でした。

健診時や、新しく障害福祉サービスを使う時などのヒアリングでよくある項目の一つですが、なぜ苦手だったかというと、息子には「お気に入りの遊びがなかった」からです。

脳に障がいがあるせいなのか、手に過敏があるからなのか。遊んでもらおうと、色んなおもちゃを試したのですが、見ることはあっても、触ろうとはしません。私たち親も頭を悩ませていたことを人に聞かれる、というのがその時はかなり辛かったです。「お気に入りのおもちゃもわからないんですか?」と責められているように感じてしまっていました。

どんなおもちゃでも遊ばない状態は3歳まで続きました。でも今は、お気に入りのおもちゃがたくさんあります。そんな息子がはじめて遊んだおもちゃと、今のお気に入りのおもちゃをご紹介したいと思います。

子どもの情報
・年齢:5歳(2023年現在)
・遺伝子疾患あり、脳障がい、知的障がい、肢体不自由、感覚過敏
・医療的ケア:あり(胃ろう)

目次

はじめて遊んだおもちゃは療育センターで出会った「回してくるくるサウンド」

何にも興味を示さなかった息子がはじめて遊んだおもちゃは、Toyroyalの「回してくるくるサウンド」です。(※現在こちらは製造終了しており、記事内の写真のものからリニューアルされた商品が販売されています)

Toyroyalの「回してくるくるサウンド」の画像

上の部分がクルクル回るようになっており、回すとちょっと面白い音が鳴り左右についている星がピカピカ光ります。

Toyroyalの「回してくるくるサウンド」についている星型のライト

下の部分はボタンになっていて、こちらも押すと音が鳴ります。

Toyroyalの「回してくるくるサウンド」の音が鳴るボタン

このおもちゃは最初、療育センターで見つけました。職員さんが用意してくれたおもちゃの中にこれがあり、自分で遊ぶことはありませんでしたが、回して鳴らしてあげると息子がとても喜んでいました。

今までにない食いつきだったので、帰宅してすぐにインターネットで購入。それからしばらくは、見て喜ぶだけで触ろうとはしなかったのですが、1年ほど経ったある日、突然自分から手を伸ばして遊び始めたのです。

今までになかった姿に、夫婦揃って感動!この子もおもちゃで遊びたいと思うようになってくれたんだな、と改めてお気に入りのおもちゃ探しに熱が入るきっかけになりました。

今は「ピカピカ光るピアノ」がお気に入り。音を鳴らし踊ります。

「回してくるくるサウンド」をきっかけにおもちゃに興味を持ち出した息子。その興味が徐々に広がり、今はいろいろなおもちゃで遊ぶようになりました。今のお気に入りは、「ピカピカひかるピアノ」です。

「ピカピカひかるピアノ」の画像

絵本のように冊子型になっており、開くと音楽が鳴るボタンとピアノが付いています。

「ピカピカひかるピアノ」の鍵盤

鍵盤を押して音を鳴らして遊んだり、音楽を鳴らしたりして遊ぶおもちゃです。音楽を鳴らすとピアノの鍵盤が光るようになっています。

息子は音楽が好きなので、鍵盤を押して遊ぶことはほとんどなく、ひたすらに上のボタンを押しまくって、音楽を鳴らし、オリジナルのダンスを踊り、キャッキャッと声を上げてはしゃぎながら遊んでいます。(かわいい)

おもちゃのお気に入りポイント2つ

息子の様子を見ていて、ここがお気に入りだろうなーと思うポイントを紹介します。

1.音楽と光

うちの子はとにかく、音楽と光が大好きです。音が鳴って光るものにはだいたい食いつきます。音が鳴るおもちゃや絵本、というのは結構あるのですが、光までつくものは実はあまり多くないので、このダブルパンチが息子にはヒットしているのではないかと思います。

2.色合い、デザインが好き?

我が家にある、音と光が鳴るおもちゃの中でも、息子はこの絵本が群を抜いてお気に入りで、この絵本をちらっと目に入れるだけでものすごくテンションが上がります。すごく眠そうにしていても、これを見かけると一瞬で起きるほど。

あまりに反応が違うので、他のものとの差分は何かな、といつも不思議です。表紙を見た瞬間に「遊びたい!」という意欲を示してくれるので、おそらくおもちゃの音や光だけでなく、デザインや色合いも好みに近いのではないかと思っています。

ちなみに息子は、はっきりした明るい色が好きです。赤や黄色に特に興味を示します。この絵本は赤が目立つので、もしかしたらそれも要因なのかもしれません。

おもちゃはどこでどうやって見つけたの?

今回紹介したおもちゃに限らず、息子が遊んでくれるおもちゃは、療育やリハビリの場でよく見つけています

最初に手を伸ばしたおもちゃも、療育センターで使っていたものですが、のちに病院のPTでも見かけて、息子のリハの時には使ってもらっていました。通園していた児童発達支援センターにも同じものがあって、それでばかり遊んでいた時期もありました。

療育やリハビリの場では、好き嫌いの激しい息子が気に入るおもちゃを提供してくれることが多く、さすが、障がいのある子たちといつも接している人はおもちゃ選びが上手だな、といつも思います。

PTさんやOTさんに「これは気に入ったけどこれはダメだった」と情報提供すると、「じゃあこんなのはどうかな?」と提案してくれることもありました。

はじめてのおもちゃの壁が高かった息子。だけど今はお気に入りがたくさん!

おもちゃに興味を示し始めるまで長かった息子ですが、今はいろんなおもちゃに興味を持って遊んでくれています。息子がおもちゃで遊んでいる時に、どこで笑っているかな?と観察し、これはどうかな?と試してみるという繰り返しの中で、だんだんこの系統は好きだな、とか、これはちょっと苦手そうだな、というのがわかってきたことがとても嬉しいです。

最初の一つを見つけるまでにはとても苦労しましたし、結果的にお金の無駄使いになってしまったおもちゃもたくさんありましたが、周りの人たちのおかげで今はお気に入りができました。

子どもの好みはそれぞれなので、おもちゃ選びも大変ですよね。実はこの「お気に入りのおもちゃ」はシリーズになっていて、ファミケアのライターたちがそれぞれ、自分の子どものお気に入りのおもちゃを紹介しています。もしご興味があれば、他の記事も見ていただけたら、プレゼント選びの際などに参考になるかもしれません。


ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

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この記事を書いた人

書くことが好きすぎるフリーランスライター。5歳の息子が遺伝子疾患を持つ医療的ケア児です。子どもを育てる過程で知った社会の生きづらさや情報格差に衝撃を受け、障がい児を育てるための情報がもっと手に入りやすくなるよう発信しています

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