株式会社坂野電機工業所は、遊びながらAEDを知るおもちゃ「トイこころ」の今秋〜冬の予約販売に向けて、9月6日にホームページにておもちゃに関する情報を公開しました。
AEDとは?街中でAEDが設置されて今年で20年
AED(自動体外式除細動器)とは、突然の心停止から命を救うための器械です。けいれんをおこした心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻します。操作は音声ガイダンスにより指示され、専門知識がない人でも安心して使えます。
AEDは2004年7月に一般市民へのAED使用が認められ街中にも設置されるようになり、今年2024年で20年を迎えました。現在では約67万台が設置されていると推計されています。一方で、AEDを使って電気ショックがなされる割合は4%とされています。
AEDおもちゃ「トイこころ」の開発背景
「トイこころ」を開発した坂野電機工業所の代表取締役・坂野さんによると、以下の思いからAEDおもちゃの開発に至ったそうです。
AEDという突然倒れても救うことができるアイテムの存在を知り、小さい頃からAEDに触れて、遊んで、学ぶ日常を作ることができれば、いざという時にAEDのことを頭に思い浮かべられる人が増えるんじゃないか。そんな未来を願って、おもちゃを開発しました。
「おもちゃ屋さんにお医者さんセットはあるけど、AEDのおもちゃはないことに気づきました」という発見も開発背景にあったそうだよ!
「トイこころ」ホームページ
https://toycocoro.com
「トイこころ」はどんなおもちゃ?
AEDおもちゃ「トイこころ」は子どもが簡単に操作しやすく楽しく遊べるよう、次のような4つの機能が備わっています。
①おとなとこどもの切替えボタン
実際のAEDには「小学生~大人用」「未就学児用」の切替機能が備わっています。トイこころでは、子どもがかんたんに遊べるように「おとな」「こども」の2種類のボタンが設置されています。
②ハート型の光るショックボタン
黄色くピカピカと光るハート型ボタンで、子どもの「楽しい!」を生み出します。
③子どもに合わせた音声ガイド
短くやさしい言葉で、子どもがかんたんに操作できるようなガイドになっています。
④胸2箇所に貼れる電極パッド
胸のどのあたりに貼ればいいか理解しやすくするため、イラスト付きの電極パッドがついています。
お子様の大切な人形やぬいぐるみにトイこころを使うことで、レスキューごっこ遊びができるよ!
AEDおもちゃで、遊びながらAEDを学ぼう!
今回ご紹介したAEDおもちゃ「トイこころ」のほか、2024年9月現在発売中の小学館の幼児誌「幼稚園」10・11月号の付録もAEDをつくる医療機器メーカー「日本光電」とコラボした「おやこで!AEDたいけんセット」となっています。
AEDおもちゃはお子様にとってはもちろん、大人にとってもAEDがどのようなもので、身近な場所でどこにAEDがあるのか探すきっかけになるのではないでしょうか?
ぜひAEDおもちゃを活用して、いざというときのために親子でAEDについて学べる機会を作ってみてくださいね!
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