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バリアフリー対応の日帰り温泉7選

バリアフリー対応の日帰り温泉7選
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日々の疲れを癒してくれる温泉。筆者も家族揃っての温泉好きなのですが、子どもが病気を発症し障がいを抱えてからは疎遠になっていました。でもやっぱり、大きなお風呂でゆっくりしたい!

そこで今回は、障害者手帳を持つ子どものいる筆者が、バリアフリー対応の日帰り温泉をご紹介します。

目次

バリアフリー対応の日帰り温泉【関東・甲信越編】

まずは関東・甲信越地方にあるバリアフリー対応の日帰り温泉をご紹介します。

御谷湯(みこくゆ)/東京都墨田区

東京都墨田区にある御谷湯(みこくゆ)は、黒湯温泉のかけ流しの福祉型家族風呂 ヒノキ風呂
福祉型家族風呂 ヒノキ風呂/credit by 東京都産業労働局

東京都墨田区にある御谷湯(みこくゆ)は、黒湯温泉のかけ流しを楽しめる銭湯です。

昭和22年創業、平成27年に「地域の憩いの場」「高齢者、障がい者のご利用」「雨水の活用」をテーマにリニューアルオープンしました。

御谷湯の浴室の1つに福祉型家族風呂という貸切風呂があり、要支援または障害者手帳を持っている方と、その家族が利用することができます。浴室には回転椅子が常備してあるため、入浴介助がしやすい造りになっています。

ライター 原島

銭湯で温泉が楽しめるのは嬉しいですね!

施設情報

利用料520円
障害者割引なし
貸切風呂あり(90分1,500円/1人)※要予約※介助者も入浴する場合は2人分の料金が発生
公式サイトhttp://mikokuyu.com/
住所東京都墨田区石原3-30-8

鶴巻温泉 弘法の里湯(こうぼうのさとゆ)/神奈川県秦野市

神奈川県秦野市にある弘法の里湯(こうぼうのさとゆ)市営の温泉施設。弘法の里湯にある貸切浴室「鶴の湯」内湯(超広角撮影)
弘法の里湯「鶴の湯」内湯(超広角撮影)/credit by 秦野市

神奈川県秦野市にある弘法の里湯(こうぼうのさとゆ)は、市営の温泉施設。施設内は広々とした玄関や段差を極力なくした造りになっているなどバリアフリーにも配慮されています。

弘法の里湯には、内湯と露天風呂が併設された貸切浴室「鶴の湯」があります。「鶴の湯」の予約時に申し出れば、浴室用車椅子、簡易手すり、浴室マット、ベビーバスの貸し出しも可能

さらに、弘法の里湯の敷地内には無料の足湯や、温泉を汲んで持ち帰れる温泉スタンドなどもあり、入浴以外でも温泉を楽しむことができます。※温泉持ち帰りは1人1回4リットルまで/容器は持参/温泉水の飲用不可

施設情報

利用料▼平日1日 1,000円(市内在住・在勤・在学の場合800円)2時間 800円(同600円)▼土日祝日2時間 1,000円(延長1時間ごとに200円追加 ※市内外共通)※小学校就学前は無料※小・中学生は大人料金の半額
障害者割引なし
貸切風呂あり(1時間1,000円/1グループ)※要予約
公式サイトhttps://x.gd/gCcjh
住所神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2

箱根小涌園ユネッサン 元湯 森の湯/神奈川県足柄下郡

神奈川県の箱根町にある「ユネッサンリゾート」温泉エリア「森の湯」
車いすのまま入れるバリアフリー貸切風呂「陸の湯」貸切風呂「陸の湯」/credit by ユネッサン
バリアフリー貸切風呂「陸の湯」/credit by ユネッサン

神奈川県の箱根町にある「ユネッサンリゾート」では、温泉エリア「森の湯」の中に車いすのまま入れるバリアフリー貸切風呂「陸の湯」があります。入口にはスロープが設置、また玄関口から休憩スペース、トイレや洗面台など室内も全て広々とした造りになっています。

こちらでは昇降式の浴槽が採用されていて、専用の車椅子に乗ったまま肩まで湯船に浸かることができます

ライター 原島

チェックイン・アウトの手続きも部屋で可能とのこと。手厚いフォローが嬉しいですね。

施設情報

利用料貸切風呂料金のみ
障害者割引貸切風呂:割引なし温泉エリア「森の湯」:割引あり(大人1,100円、こども500円)水着エリア「ユネッサン」:割引あり(大人1,700円、こども1,100円)
貸切風呂あり(バリアフリー貸切風呂「陸の湯」は7,000円~11,000円/6名まで)※要予約※利用料は時間帯により異なるため詳細は要確認
公式サイトhttps://www.yunessun.com/morinoyu/reserved/
住所神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297元湯 森の湯

バリアフリー対応の日帰り温泉【関西編】

続いて、関西地方にあるバリアフリー対応の日帰り温泉をご紹介します。

空庭温泉 OSAKA BAY TOWER/大阪府大阪市

大阪にある関西最大級の温泉型テーマパーク空庭温泉の露天風呂の特別洋室(テントサウナ付き)/credit by 空庭温泉。車いすに対応している
貸切露天風呂の特別洋室(テントサウナ付き)/credit by 空庭温泉

大阪にある関西最大級の温泉型テーマパーク「空庭温泉(そらにわおんせん)OSAKA BAY TOWER」は総延べ床面積5,000坪超のとても大きな入浴施設。こちらには車椅子に対応した部屋が1つあります。また、施設内にも館内専用車いすの貸し出しがあります。

ライター 原島

現在こちらの部屋にはテントサウナが設置されています。料金は少々お高めですが、広々したお部屋で家族やグループみんなで楽しめますね。

施設情報

利用料大人2,310~3,630円 ※日によって変動するため詳細は要確認子ども1,320円 ※一律70歳以上1,800円 ※一律
障害者割引なし
貸切風呂あり(90分15,400円/1グループ6名位まで推奨)※要予約※延長5,500円/30分
公式サイトhttps://solaniwa.com
住所大阪府大阪市港区弁天1丁目2-3

とがやま温泉 天女の湯/兵庫県養父(やぶ)市

兵庫県養父市にある「天女の湯」には介護用のケア浴場があり、電動リフト、浴室用車椅子、脱衣用ベッドなどが備えられているほか、館内全体もバリアフリー対応されている。/credit by とがやま温泉 天女の湯
とがやま温泉天女の湯「ケア浴場」/credit by とがやま温泉 天女の湯

兵庫県養父市にある「天女の湯」には介護用のケア浴場があり、電動リフト、浴室用車椅子、脱衣用ベッドなどが備えられているほか、館内全体もバリアフリー対応されています。ケア浴場の利用は予約制で、施設の利用料金700円に加えて個室使用料60分1,000円が必要です。

また、利用料金は障害者手帳等を提示することで割引があります。※詳細は要問い合わせ

施設情報

利用料大人700円、小人400円
障害者割引あり(ケア浴場利用料が1時間無料。1時間以上利用の場合割引あり ※詳細は要問い合わせ)
貸切風呂あり(60分1,000円/1グループ)※要予約
公式サイトhttps://www.togayama-tennyo.jp/care/
住所兵庫県養父市八鹿町高柳488-1

バリアフリー対応の日帰り温泉【その他地域】

続いて、その他の地域のバリアフリー対応の日帰り温泉をご紹介します。

武石温泉 うつくしの湯/長野県上田市

武石温泉うつくしの湯 福祉風呂「のぞみ」/credit by 一般社団法人上田市地域振興事業団武石地域センター
武石温泉うつくしの湯 福祉風呂「のぞみ」/credit by 一般社団法人上田市地域振興事業団武石地域センター

長野県上田市にある武石温泉うつくしの湯は、全館バリアフリー対応となっていて身体の不自由な人や高齢者でも利用しやすい造りとなっています。施設利用料は一般500円ですが、各種手帳の保有者とその介助者は半額に減免されます。※詳細は要問い合わせ

武石温泉うつくしの湯には事前予約制の福祉風呂「のぞみ」があり、付き添い者や家族と一緒に入浴できます。

ライター 原島

別途料金のかからない福祉風呂は全国的にも珍しいですね。

施設情報

利用料一般500円、小・中学生250円、未就学児無料
障害者割引あり(一般250円、小・中学生120円)※介助者も利用料半額
貸切風呂あり(別途料金なし)※要予約
公式サイトhttps://www.ueda-rpc.or.jp/facility/utsukushinoyu.html
住所長野県上田市上武石1454-3

池田温泉/岐阜県揖斐(いび)郡

岐阜県にある池田温泉「ふくしの湯」入浴リフトが設置されている/credit by 池田温泉
池田温泉「ふくしの湯」/credit by 池田温泉

岐阜県にある池田温泉は、道の駅「池田温泉」からほど近い場所にある日帰り温泉。本館と新館の2つの施設があり、どちらも内湯から露天風呂まで充実しています。

新館には入浴リフトの設置された「ふくしの湯」があり、事前予約制で利用できます。「ふくしの湯」では浴槽内の階段もゆるやかな造りになっています。

施設情報

利用料大人700円、子ども(3歳~小学生)300円、3歳未満無料※本館、新館一律
障害者割引あり(半額)
貸切風呂あり(1時間15分700円/1人)※要予約※付き添い者の同伴必須※全日1日3回、1回6人まで
公式サイトhttps://www.ikedaonsen.jp/fukushinoyu/
住所本館:岐阜県揖斐郡池田町片山3021-1新館:岐阜県揖斐郡池田町片山1970-1

日帰り温泉を安く利用する方法

せっかくならお得に温泉を利用できると、より嬉しいですね。日帰り温泉などの入浴施設を安く利用する方法は以下のとおりです。

障害者割引を使う

施設によっては障害者割引を適用していることがあります。ただし、障害者割引を適用している場合でも、施設によって身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のどれが対象となるのか異なるため事前に確認しておくと安心でしょう。また、付き添いの同伴者も介助者として割引の対象となるケースもあります。

クーポンを使う

障害者割引がなくても、クーポンを使うことでお得に利用できるかもしれません。クーポンには施設が直接発行しているクーポン雑誌や地方紙など紙媒体のクーポン、また以下のような入浴施設の情報サイトやチケット予約サイトなどに掲載されているクーポンなどがあります。利用する施設で使えるクーポンが発行されているかどうか、一度確認してみるとよいでしょう。

  • ニフティ温泉
  • アソビュー!
  • Let’s ENJOY TOKYO 

その他の割引特典を使う

施設によって異なりますが、以下のような割引特典を設けているケースもあります。

  • JAF会員
  • 子育て支援パスポート

これらの割引については、公式ホームページには掲載していない施設が多いため、JAFや各自治体の子育て支援パスポート事業のサイトなどから直接提携施設を探してみましょう。

バリアフリー対応の日帰り温泉に行ってみよう!

バリアフリー対応は色々なところで進んでいますが、温泉となると、まだまだ探すのも一苦労ですよね。障がいや疾患を抱える本人はもちろん、介助する人にも優しいバリアフリー対応の日帰り温泉は本当にありがたい存在です。

もし、子どもがまだ小さかったり、「福祉風呂ほど手厚いバリアフリーじゃなくてもいいかも」ということであれば、もう少し視野を広げて貸切風呂や家族風呂、また、個室の休憩室などを利用できる施設でも楽しめるかもしれません。

次のお休みや大型連休のおでかけ先候補に、温泉も含めてみませんか?

ライター 原島

どんな人でももっと気軽に温泉を楽しめるといいな!


ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

バリアフリー対応の日帰り温泉7選

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この記事を書いた人

フリーランス編集者/ライター。2021年生まれの娘が2歳手前で急性脳症を発症。重い後遺症とてんかんと付き合いながら日々の暮らしを模索中。障がい児、疾患児の子育てにおける情報格差を減らしたい!

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