
障害者手帳をもらったけど、自分も電車の障害者割引の対象になるのか分からない…
電車の障害者割引はどうやって利用するの?
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
実は筆者自身も、電車の障害者割引についてよくわかっていなかった一人です。



筆者の娘は3歳で障害者手帳を取得しましたが、7歳まで割引なしで電車に乗っていました。旅客運賃減額は第一種で、付き添いは移動距離に関係なく割引対象になるのに、片道100km以上でないと対象にならないと思っていたんです。読者のみなさんにはぜひ手帳を取得したら障害者割引を活用してほしいと思い、この記事を書きました。
この記事ではJRの障害者割引を中心に、対象者や割引率、切符の買い方やICカードの利用法などをまとめました。知るだけで移動がお得になるので、ぜひ最後まで読んで割引を活用してくださいね。
電車にも障害者割引がある
電車にも障害者割引があり、ほぼすべての鉄道会社で利用できます。
対象は障害者手帳を持っている方です。手帳の「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」欄に記載されている第1種・第2種の区分で割引範囲が異なります。
割引のルールは全国のJRと多くの私鉄でおおむね共通しています。ただし、細かいルールが鉄道会社により異なるため、実際に利用する鉄道の窓口もしくは電話で確認すると安心です。
電車の障害者割引の対象者
対象となる手帳
障害者割引の対象になるのは、以下の手帳を持っており、かつ旅客運賃減額欄の記載がある方です。
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
精神障害者保健福祉手帳は、2025年4月から障害者割引の対象になったため、旅客運賃減額欄等級の記載がないことがあります。その場合はお住まいの役所窓口にご相談ください。
付き添いも対象になる?
付き添いが対象となるかどうかは、旅客運賃減額の区分によって異なります。
- 第1種
付き添い1名が対象です。
- 第2種
付き添いは対象になりません。
ただし、定期券を購入する場合は以下のケースで付き添いが割引対象になります。
- 第2種障がい者が12歳未満の小児(12歳の小学生含む)の場合
付き添い1名のみ対象で、小児定期券は割引対象外です。
その他、割引対象の乗車券については次の項の表を参照してください。
電車の障害者割引はどれくらい安くなる?
障害者割引を利用すると50%割引になります。12歳未満の小児(12歳の小学生含む)は小児料金の50%割引です。
以下は付き添いが同伴する場合の一覧表です。
| 旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄 | 対象範囲 | 割引となる乗車券の種類 | 割引率 |
| 第1種障害者 | 本人と付き添い | ・普通乗車券・回数乗車券・普通急行券・定期乗車券(小児定期乗車券を除く) | 50% |
| 第2種障害者(12歳未満) | 本人と付き添い | ・定期乗車券(小児定期乗車券を除く) | 50% |
【参照】
JR東日本「障害者割引制度のご案内」
https://www.jreast.co.jp/equipment/waribiki
JR西日本「割引制度のご案内」
https://www.jr-odekake.net/railroad/service/barrierfree/discount/
付き添いが同伴しない場合は、第1種・第2種共に片道の営業キロが100kmを超える場合に割引の対象になります。※営業キロ・・・運賃計算上の距離
ただし、自治体が運営する地下鉄や地方のローカル線など、全長100km未満の鉄道は例外です。この場合、障がい者本人が一人で乗車しても、第1種、第2種ともに距離制限がなく全線で割引されるのが一般的です。
障害者割引切符の買い方
割引切符は窓口や券売機で購入できます。
窓口で切符を買う場合
駅の窓口で障害者手帳を提示して、割引切符を購入します。窓口がない駅では、有人改札で買える場合もあります。
券売機で買う場合
小児料金の半額切符は、通常の券売機で販売していません。ただし、「割引」や「福祉」などのボタンがある券売機では、障害者割引切符を購入可能です。
ボタンを押すと係員につながるので、障害者手帳を提示します。その後、係員が券売機を操作し、割引切符を購入することができます。同様の方法で、大人の付き添いの割引切符も一緒に購入可能です。



出かけ先で福祉ボタンの横に手帳のスキャン台が設置されている券売機があり、導線が配慮されていることに驚きました!
ボタンつき券売機がない場合は、窓口で購入する必要があります。
また、JRでは第1種障害者(中学生以上)が付き添いと片道100km以内の区間を乗車する場合、本人・付き添いともに小児切符を購入して割引の代用が可能です。その際は有人改札で手帳を提示して出入りします。
ただし、割引切符を購入できる券売機の普及に伴い、小児切符による代用を不可とする鉄道会社も増えています。利用の際は、事前の確認が必要です。
▼長距離移動する際にオンラインで切符を購入したい方はこちらの記事をご覧ください
https://famicare.jp/2024/02/26/online-ticket-purchase/
ICカードで障害者割引を利用する方法
SuicaやICOCAなどのICカードでも障害者割引を利用できます。通常の改札を通って電車に乗り、降りるときのみ有人改札で手帳を提示します。駅員の方が割引料金への変更処理をした後、ICカードを通す流れです。



筆者は普段大人と子どものICカードを利用し、それぞれ割引してもらいます。降りるときに有人改札で手帳を見せる必要がありますが、駅員さんも慣れておりいつも滞りなく通れます。
障害者用ICカードはさらに便利
障害者用ICカードは自動で障害者割引が適用されます。有人改札で手帳を提示する必要がなく、自動改札を通るだけで割引が適応されるので便利です。
障害者用ICカードは窓口で手帳を提示すると作成できます。ただし、作成や利用には以下の条件があります。
- 第1種の方のみ作成可能。
- 必ず本人用と付き添い用をセットで作成する。利用も本人と付き添いで必ずセット。
- 1年ごとの更新が必要。
- 全国相互利用サービスは対象外で、そのカードが使える地域でしか使用できない。
全国相互利用サービスは、1枚のICカードがあれば、発行エリアにかかわらず全国の鉄道やバス、加盟店等で利用できるサービスだよ!例えば北海道のKitacaは、九州のSUGOCAのサービスエリア内でも使えるんだよ。
子どもの障害者用ICカードは作れる?
JRのICカードには小児障害者割引料金の設定がなく、子どもの障害者用ICカードは作成できません。中学生以上では、大人料金となるため、障害者用ICカードを作成できます。
また、鉄道会社によっては小児用の障害者割引設定があったり、付き添い用のみでもICカードを作れたりするケースがあります。JR以外の場合は、窓口で確認してみてください。
電車の障害者割引を活用して、お得におでかけしよう
障害者手帳を持っていれば、ほぼすべての電車で障害者割引が利用できます。旅客運賃減額の第1種・第2種によって割引範囲が異なりますが、対象者は50%割引になる制度です。
一度の割引額は小さく見えても、お出かけを重ねるほどその差は大きくなります。暮らしの頼れる味方として、ぜひ障害者割引を活用してくださいね。
この記事ではJRの障害者割引を中心に紹介したよ。鉄道会社によって細かなルールが違うこともあるから、窓口や電話で確認してみてね!
\障害者割引特集はこちら/
















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