子どもは”遊び”を通して発達していく、と言われます。だからこそ、おもちゃは単なる娯楽ではなく、発達を後押しする大事なツールでもあります。うちの娘のおもちゃを選ぶときも、私にはいくつか大事にしている視点があります。今日はその視点をまとめてみようと思います。

音と、持ちやすさ
娘は音が鳴るおもちゃが好きです。振ったり、床にドンドンと打ちつけたりして遊ぶので、選ぶときはまず「重すぎないか」「鋭利な部分がないか」「掴みやすいか」を確認します。
勢いよく振り回すことも多いので、角が丸く、万一ぶつかっても大丈夫な素材かどうかは、毎回チェックするポイントです。
「今」と「次」、両方を見て選ぶ
おもちゃを選ぶとき、私はいつも二つのことを意識しています。
一つは、今の娘が好きそうなもの。もう一つは、今の遊び方から少しステップアップできそうなものです。
今できている動きの、その先にあるものを想像しながら選ぶようにしています。
参考にしているのは、OTやPTの訓練のときの動きです。「こういう動きを促したいから、こういうおもちゃがいいかもしれない」と、訓練の様子からヒントをもらうことも多くあります。
難しいのが、発達年齢と実年齢が同じではないということです。健常児でも個人差はあると思いますが、重症心身障害児の娘は、その差がかなり大きいので、おもちゃに書かれている「◯歳から」という年齢の目安は、参考にできず、結局は娘自身の今の様子を見て判断するしかありません。
思った通りにいかないこともよくあります。買ってすぐは反応がいまいちで、触ってもくれない。そんなときは少しがっかりしますが、数ヶ月や1年以上経ってから、急に興味を持って遊び始めることも珍しくありません。なので、そういう時には無理にすすめたり遊ぶように促したりせず、「今はまだその時期にないだけかもしれない」と思うようにしています。
おもちゃとの出会い方
仕事柄うちにはない玩具に触れる機会もあって、事業所で「これ良さそうだな」と気づくこともあります。子どもや障がい児向けのイベントに参加して、娘が興味を示したり気に入ったりした玩具は、その場で購入することも、後からネットで探して購入することもあります。
そうした中で、私が個人的にいいなと思っているお店がいくつかあります。
ただ悩ましいのは、こうしたお店の商品は、なかなか店頭で実際に触れる機会が少ないことです。手触りや重さ、音の鳴り方は、実際に触ってみないとわからない部分も多いので、そこはいつも悩みどころです。
お店で売っているものだけがおもちゃじゃない
いわゆる「おもちゃ」として売られているものだけが娘のお気に入りとは限りません。新聞紙やビニール袋、荷物に同封されている緩衝材なども、娘にとっては立派な遊び道具になります。音や感触が独特で、市販のおもちゃにはない魅力があるのかもしれません。
インテリアに馴染むことも、大事な視点
私にとっては、「リビングに置いたときに心地よいか」も欠かせない視点です。
おもちゃは家族の視界に入り続けるもの。インテリアに馴染むデザインなら、片付けられていなくてもイライラせず、空間に優しく溶け込んでくれます。
大人が心地よいと思える空間づくりは、心のゆとりにも繋がります。子どもも大人も気持ちよく過ごせるよう、見た目の馴染みやすさも大切にしています。
もちろん、娘が気に入ったものや娘に合うと思ったものは積極的に取り入れたいと思っているので、どうしても浮いてしまうものは、収納の仕方など工夫してカバーするようにしています。
まとめ
こうして書き出してみると、障がい児や医療的ケア児のおもちゃ選びには、いくつもの難しさが重なっていることに気づきます。
パッケージに書かれた「◯歳から」という目安は実年齢基準で参考にならず、興味を持つタイミングも予測しづらい。そのうえ、気になる商品ほど店頭で実際に触れる機会が少なく、安全面まで含めて判断できる情報も決して多くはありません。
身体状況はさまざまだと思いますが、今回の内容が、同じように悩んでいる方の何かの参考になればうれしいです。
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