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【障がい児引っ越し】肢体不自由児のいる我が家の中古マンション購入引っ越し条件!譲らなかったことと諦めたこと

【障がい児引っ越し】肢体不自由児のいる我が家の中古マンション購入引っ越し条件!譲らなかったことと諦めたこと
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昨年、筆者は賃貸から中古マンションを購入して引っ越しました。そこで今回は障がい児のいる我が家がなぜ引っ越しを決めたのか、また引っ越しにあたっての条件や譲らなかったこと、諦めたことをご紹介したいと思います。

目次

筆者の家族構成

筆者の家族構成は以下の通り。

  • 夫(30代後半)会社員、在宅勤務と出社の比率は半々
  • 妻(筆者・30代後半)フリーランス、息子の通院やリハビリなどで休むこと多々
  • 娘(小学校低学年)元気で活発
  • 息子(3歳)先天性感音性難聴と発達遅滞(引っ越し当時はまだ歩けず)

なぜ引っ越しを決めたのか

まずは筆者家族が引っ越しを決めた経緯について、ご紹介します。

家の状態が良くないために子どもたちの体調不良が多かったから

筆者家族が住んでいた賃貸の家は北側が木々に覆われ、外側の地面は苔だらけ。陽の当たらない北側の部屋を中心に湿度が高い状態になっていることが多く、冬は窓だけでなく、玄関のドアや壁にも結露がびっしり

その結果、掃除が行き届かない場所だけでなく、換気が行き届かない場所や収納に入れている物にまで、カビが生えてしまっていました。

掃除をしてもしてもカビは現れ、それが原因なのか、子どもたちは一度咳が出始めると長引くことが増えていました

近隣に良い物件の空きが出たから

引っ越しへの思いが募っていた矢先、近隣に「空き物件が出た」との情報を入手しました。情報をもらったことで、引越ししようかな、という意識が高まり、行動にうつすことができました。

当時住んでいた家自体には不満はありましたが、住んでいた地域はとても気に入っていたため、すぐに不動産屋へ内見の連絡をしました

書き手ヨーゼフ

「この地域内で引っ越せるかもしれない」と引越し先のイメージが湧くと、気持ちはどんどん前向きに。引越しの大変さもありますが、家探しをして契約までは時間を要しませんでした。

直感!ここに引っ越したいと思ったから

最後は筆者の直感でした。実際に物件を内見させてもらった時に「ここをこうしたら良さそう」「ここの壁をなくしたら広くなりそう」とリノベーションのイメージがどんどん膨らみ、わくわくしてきたのです。

実際に見てみる、ということも引越しを前向きにする要因でした。

書き手ヨーゼフ

引っ越そう!良い事も悪い事もきっとある。でも、きっと良い家になる!良い家にする!

なぜ購入したのか(賃貸を選ばなかった理由)

そもそもなぜ賃貸ではなく購入を決めたのか、理由は2つあります。

子どもに財産を残したかったから

障がい児である息子の将来はどうなるのか、今の筆者には見当がつきません。「将来の不安を少しでも減らしたい」と考え、住まいだけでも困らないようにしようと購入を決めました。

いつでもリフォームできるから

賃貸のリフォームは簡単ではありません。一方で、持ち家であればいつでも好きなタイミングでリフォームすることができます。そこで、子どもたちの成長や息子の障がいの状況次第でいつでもリフォームができる持ち家を選びました

引っ越しを決める上での条件

引っ越し先を決めるにあたり、条件を整理して諦めることと譲れないことを決めました。

譲らなかったこと

引っ越す時に「ここだけは絶対に譲れない!」という条件があったので、この部分は優先しました。

転校や転園をしない地域であること

筆者の子どもたちはそれぞれの小学校・保育園が大好き。そんな中、大人の都合で転校や転園するのは、できるだけ避けたいものです。

書き手ヨーゼフ

筆者の娘は夫の転勤に伴い、大好きだった保育園からアメリカの幼稚園に転園しました。

大きな環境の変化に戸惑い、つらい思いをさせてしまいました。

そんな過去の経験もあり、「子どもたちの環境の変化は避けたい」という思いが強くありました。

困難な障がい関連の引っ越し手続きのない同じ市区町村内で引っ越すこと

そもそも障がい関連の手続きって、時間がかかったり、役所関連だとあちこちの管轄に回されたり、とにかく大変ですよね。これが障がい児の引っ越しとなると更に大変です。

例えば訪問リハビリ施設は療法士が自宅に訪問することから、事業所が指定している地域に住んでいることがリハビリを受けることができる条件のひとつです。

もし該当外の地域に引っ越した場合、また新たに訪問リハビリ施設を探さなければならず、見つけたとしても初回の訪問までに数ヶ月待たされるというケースも少なくありません。

子どもがリハビリを受けられない空白期間ができてしまうのは困るなぁ

筆者家族は同じ市区町村内で引っ越したので、引っ越しによる障がい関連の手続きは住所変更だけでした。

書き手ヨーゼフ

できるだけ少ない手間で引っ越す」というのも、私たちにおいては大切な引っ越しのポイントでした。

諦めたこと

譲れなかった条件とは反対に、妥協したこと・諦めたこともあります。

憧れの新築一戸建てを買うこと

「最終的にはマイホームを建てたい!」

筆者は家庭を持ってから、何となくそんな夢がありました。

しかし、転園や転校をせず、手続きが簡単なこの地域エリア内には、新築一戸建てが多くありません。筆者の場合は、この地域で家を買う=中古が一般的な地域に住んでいました。

筆者はどうしてもこの地域に住み続けたいという思いが強かったので、憧れは諦めました。

交通の便の良さで選ぶこと

住んでいる地域は、もともと交通の便が良いとは言い切れない地域です。公共交通機関を利用する際に、明らかに不便とも言い切れませんが、車があった方が断然便利な場所です。

「車があれば何とかなる」「それでもこの地域に住み続けたい」という思いから、交通の便の良さは諦めました。

書き手ヨーゼフ

筆者の場合、子どもが肢体不自由なので、電車やバスなどの公共交通機関よりも車を使える環境の方が優先でした。

他県をまたぐこと

障がい児や子どもに関する制度や手当、助成などは、都道府県単位で異なるケースが多くあります。

筆者の実家は筆者の家とは異なる都道府県にあります。当初は実家の近くに引っ越すことを検討していたのですが、手続きの大変さだけでなく、制度などが大きく異なることを考慮し、他県をまたぐ引っ越しは諦めました。 

引っ越しは優先順位を決めることが大切!「引っ越したい!」と直感で動き始めるのもありかも

引っ越し…特に購入となると、人生最大の決断と言っても過言ではありません。

筆者の場合、転勤や家庭の事情など、「絶対に引っ越さなければならない」というわけでも「必要に迫られている」というわけではなかったので、本当に引っ越しを決めてしまって良いのかどうか、すごく悩みました。

それでも引っ越しを決めた大切なポイントは「きっとここへ引っ越したら良い事がある!」と直感的に前向きに考えられたことです。

そして

  • 譲れないこと
  • 諦めること

をしっかり決め、その中で優先順位を決めていくことが大切です。


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この記事を書いた人

2014年生まれの女の子と2019年生まれの重複障害(下肢3級,聴覚6級)の男の子のママです。アメリカで妊娠・出産と障がい児育児を経験。お仕事はフリーランスのWebデザイナー。

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