【NICU・GCU経験者ママが解説】おすすめ搾乳器と選び方のポイント

子どもの入院やさまざまな状況によって突然搾乳が必要になった方の中には、搾乳器選びに迷う方も多いのではないでしょうか。

筆者の場合は子どもが二人ともNICUに入院し、搾乳を合計10か月間続けました。そこで今回は筆者の切実な経験を踏まえ、おすすめの搾乳器と選び方のポイントをご紹介します！

搾乳器の選び方

搾乳器の選び方ポイント1：できれば電動を用意

搾乳器はできれば電動を用意しましょう。手動での搾乳は正直とても大変です。

搾乳は、1日に6回以上1回に20分程度行うと考えると、手動の場合1日に最低でも100分以上はポンプを押し続ける計算になります。また、入院中の子どもに会いに通ったり、産後の身体で日々の生活をしたりなど産後はなかなかのハードスケジュールです。

少しでも産後の負担を減らすためにも、電動搾乳器を用意すると良いでしょう。

搾乳器の選び方ポイント2：購入かレンタルかを検討する

搾乳器を購入するのもよいですが、レンタルするという選択もあります。レンタルなら、産院で使われている大型の電動搾乳器も手軽に自宅で使うことが出来ます。入院中に使っていた機械を退院後も引き続き使う事ができるのも安心ですよね。

搾乳器の選び方ポイント3：中古品の購入を検討する

電動搾乳器の購入費用を抑えたい方は、中古で購入するという選択があります。メルカリ等のフリマアプリを活用すると手軽に中古品の確認と購入が可能です。

搾乳器の選び方ポイント4：ダブルポンプ(両胸用)かシンプルポンプ(片胸用)かを選ぶ

電動搾乳器には、ボトルが一つのタイプとボトル二つセットになっているタイプがあります。それぞれの特徴を踏まえ、どちらのタイプにするか検討しましょう。

	シングルポンプ	ダブルポンプ
値段	安い	高い
かかる時間	長い	短い
手の塞がり	片手が自由になる	両手が塞がる
洗浄の楽さ	普通	シングルより大変

搾乳器の選び方ポイント5：洗浄の手間を考え部品が少ないものを選ぶ

搾乳器は一日に何度も洗浄し、消毒をします。そのため、部品が少なく洗浄と解体・組み立てがシンプルなものを選ぶと良いでしょう。細かな部品などがあるものは管理が大変なので、なるべく避けるのがおすすめです。

おすすめの電動搾乳器

スイング・マキシ電動さく乳器（ダブルポンプ）

スイング・マキシ電動さく乳器（ダブルポンプ）は、両胸を同時に搾乳できるダブルポンプのモデルです。充電式のため場所を選ばずに搾乳ができるのがとても便利です。旧式モデルよりも部品がシンプルになり、解体や組み立て、洗浄がしやすくなっています。

スイング・マキシ電動さく乳器（シングルポンプ）

最初に紹介した搾乳器の片胸用モデルです。シングルポンプの方がお値段は安くなるので、便利に使いたいけれど、お値段を抑えたいという方にはこちらもおすすめです。

ピジョン母乳アシスト　さく乳器　電動handy fit+（ハンディフィット+）

ピジョン母乳アシストのハンディフィット＋は、LEDディスプレイ画面がついているのが特徴です。薄暗い場所でも簡単に操作が可能なので、夜間の搾乳にもおすすめです。電動搾乳器の中では比較的安価で購入しやすくなっています。部品もシンプルで管理しやすく、充電式で使い勝手も良い搾乳器です。

シンフォニー　medela

シンフォニーはレンタル専門品なのですが、産院で多く採用されている機械をご家庭でレンタルで利用することが可能です。入院中に使っていた搾乳器を自宅でも使いたい、しっかりとした搾乳器を家でも使いたいという方におすすめ。

新品のボトルセット（購入品）とセットになっており、使用後は搾乳器本体とチューブ、ボトルスタンドのみを返却します。レンタル期間は1か月から選択可能です。

ピジョン さく乳器 (手動タイプ)

微妙な力加減のコントロールができることは手動のメリットです。持ち手部分の開きが小さく、少ない動きで搾乳が可能なのがおすすめポイント。また、手動なので災害時などの電気が使えない状況でも使えます。

搾乳補助グッズを利用すると負担が減る！

搾乳中に手が塞がってしまうことが地味に不便だと感じる方もいるのではないでしょうか。搾乳補助グッズを使えば、搾乳器を固定できるので両手を自由にしながらの搾乳が可能です。

▼メデラ ハンズフリーさく乳ブラ

自分の生活にフィットする搾乳器を選ぼう

時代とともに搾乳器も便利になっており、電動搾乳器の進化にこれからも目が離せません！上記のポイントを踏まえ、ご自身に合った搾乳器を選びましょう。