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障がい児の支援探し基礎知識!特集

障害児の支援探し基礎知識

ファミケアでは2025年2月、オンラインで支援を探せる支援検索というサービスを始めました。

ファミケア支援検索とは?
ファミケア支援検索は、障がい児を育てる家族の目線から生まれた、支援を探す障がい児家族と支援事業者を繋ぐサービスです。従来は紙や電話、口頭ベースであった支援情報の収集から問い合わせをオンラインにすることで、家族・支援事業者双方の負担を軽減することを目指しています。地域やエリア、受け入れ対象児童の障害や医療的ケア等の条件から、全国の支援を検索・比較・問い合わせすることが可能です。

▼支援検索はこちら
https://famicare.jp/support

このページでは、支援検索をスムーズに利用できるよう、支援探しに困った時のヒントになる情報を紹介しています。

支援を探すといっても何からしたらいいの?

支援の名前を言われても何だかわからない…

という方をはじめ、
これから在宅生活を始めるというご家族、今までに探したことのない支援を探すご家族など、支援探しに困った時はぜひ参考にしてみてください!

ファミケアちゃん

知りたいことに合わせて下のどれかをクリックしてね!説明ページにジャンプするよ

▶︎「支援」とは何かについて知りたい方はこちら

▶︎今の困りごとやしたいことから支援を探したい方はこちら

▶︎どんな支援があるか知りたい方はこちら

目次

障がい児を育てる家族には受けられる支援があります

障がい児を育てる家庭が受けられる支援とは?

障がい児を育てる家庭では、障がいのある子どもの健やかな育成のために、本人とそのご家族を多方面から支援する制度を利用できます。専門家による細やかな生活訓練をはじめ、見守りや日々の育児相談など、障がいに応じてさまざまな支援が受けられます。

たとえば、施設に通って発達のサポートや相談を受けることができたり、自宅に専門家が来て子どものケアなどをしてくれたり、というような支援があります。

▼もっと詳しく知りたい方はこちら

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支援の種類

支援には大きく分けて、福祉サービスと医療サービスの2種類があります。

福祉サービスは自治体に申請をして、受けることができるサービスです。施設に通う、泊まる、またヘルパーに家に来てもらう支援などがあります。

医療サービスは、健康保険を利用して受けられるサービスです。医師や看護師、リハビリの専門職など医療の専門職に病院で診てもらったり、家に来てもらって支援をうけるものです。

どうしたら支援を受けられるの?

障がい児家庭が支援を受けるには、基本的に自治体への申請や医師の許可が必要です。申請が通るかや許可が出るのかは子どもの状態によって異なります。また受けたい支援によって相談先も変わるため、まずは医療ソーシャルワーカーや自治体の窓口で困りごとについて相談するのが確実です。

ファミケアちゃん

どんな支援があるのか知りたい、というときはこちらにジャンプしてね!

支援を受けるための流れ

実際に支援を受けたい、という時のよくある流れです。訪問看護や訪問リハビリなど、医療サービスが関係する場合には役所に行かなくてもいいケースがほとんどですので、一例として活用してくださいね。

STEP
使いたい支援や事業所を探す

困りごとに合わせて使いたい支援を選び、その支援を提供している事業所を探します。担当の相談支援専門員がいる場合には事業所探しも手伝ってくれる場合が多いので相談してみるといいでしょう。

STEP
気になるところが見つかったら相談・問い合わせをする

空き状況や子どもの状態によって支援を受けることができるのかが決まります。一度問い合わせをして確認をすることが必要です。

ファミケアちゃん

ファミケア支援検索なら、空き状況が掲載されている施設や問い合わせするまでがオンラインでできる支援を探せるよ!

STEP
見学・相談に行く

気になる施設や支援はできるだけ見学に行きましょう。施設の雰囲気を感じられたり支援者さんとお話しすることで利用のイメージがわきやすくなります。

STEP
役所に行く

受けたい支援が福祉サービスの場合、利用するために受給者証が必要です。

受給者証とは?
福祉サービスを利用する際に必要なもの。役所に必要書類を揃えて申請し、認められれば発行してもらえます。発行までは数週間以上かかることが多いため、支援を受けたいと思ったら早めに相談に行きましょう。
▼受給者証について詳しくはこちら
https://famicare.jp/2024/02/28/recipient_certificate/#index_id3

ファミケアちゃん

訪問看護や訪問リハビリなど医療保険を使うサービスの場合には役所に行かなくても大丈夫な場合が多いよ!この場合は主治医に相談しよう。

STEP
プランを作る

福祉サービスを利用するにはサービス利用計画が必要です。自分で作るか、相談支援専門員に作成を依頼します。

STEP
利用開始

受給者証とプランがそろい、支援施設との契約が終わったら利用開始できます。

困りごと・したいことから支援を探す

支援があるとはいえ、どんな困りごとに対応してくれるのかわからないという方もいますよね。ここでは代表的な困りごとや「こうしたい」というご家庭の希望別にどんな支援があるのか紹介します。

子どもを預けたい

どこか子どもを預けられるところはないかな…

ファミケアちゃん

障がい児を預かってくれる施設があるよ!目的に合わせて選んでね。

児童発達支援

小学校入学前の子どもが通える施設です。児童発達支援センターと児童発達支援事業所があり、それぞれの施設で特徴が異なります。

▼児童発達支援について詳しく知る

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保育園

障がい児の預かりをしている保育園もあります。自治体によって受け入れ基準が違うため、希望する場合は早めに自治体の窓口で相談することをおすすめします。

短期入所

子どもを1日、もしくは泊まりで預かってくれる短期入所という制度があります。医療保険を使う場合と受給者証を使う場合があるためあらかじめ確認しておくと安心です。

▼短期入所について詳しく知る

https://famicare.jp/2023/11/28/short-stay/

日中一時支援

数時間〜1日子どもを預かってくれる日中一時支援という制度があります。

子どものケアやお世話を手伝ってほしい

子どものケアを1人でやるのが大変!誰かに手伝ってほしい。

ファミケアちゃん

子どものケアやお世話を手伝ってくれる制度があるよ。

訪問看護

看護師が自宅に来て、子どものケアをしてくれるのが訪問看護です。子どもの医療的ケアや入浴をお願いできるケースも多く、看護師がいる間は親が外出していいと言ってくれる事業所もあります。

▼訪問看護について詳しく知る

https://famicare.jp/2024/02/07/home-nursing/

居宅介護

ヘルパーが自宅に来て、家事や子どもの介助を手伝ってくれるのが居宅介護です。入浴や着替え、食事介助などを依頼することができます。喀痰吸引などの医療的ケアができる研修を修了しているヘルパーが在籍している事業所では、医療的ケアもお願いできたりする場合もあります。

▼居宅介護について詳しく知る

https://famicare.jp/2024/10/16/in-home-care/

誰かに話したい・相談したい

とにかく誰かに話したい。相談できる人はいないかな。

ファミケアちゃん

ソーシャルワーカーに相談することもできるし、制度を使って相談することもできるよ!

訪問看護

障がい児との生活の困りごとやケアの相談を訪問看護師にすることができます。他の人がどうしているかなども個人情報に触れない範囲で教えてもらえる場合もあります。

▼訪問看護について詳しく知る

https://famicare.jp/2024/02/07/home-nursing/

相談支援

相談支援専門員という専門家が相談に乗ってくれる制度です。子どもや家庭の状況にあわせ必要な支援を提案してくれたり、計画案を書いてくれたりします。

▼相談支援について詳しく知る

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休みたい

子どものケアが毎日続いて眠れない…少しの間休みたいな

ファミケアちゃん

毎日のお世話大変だよね。少し子どもを預けて休める制度があるよ。

短期入所

子どもを1日、もしくは泊まりで預かってくれる短期入所という制度があります。数ヶ月前に予約が必要なケースが多く、希望してもすぐには使えないため早めに予定を立てておくのがおすすめです。

▼短期入所について詳しく知る

https://famicare.jp/2023/11/28/short-stay/

訪問看護

利用する事業所によっては看護師がいる間に出かけたり休んだりすることができます。在宅レスパイトの制度がある地域であれば長時間預かってもらうことも可能です。

ファミケアちゃん

休むための制度ではないけど、親子分離ができる児童発達支援や保育園など通う場所を見つけることで休息時間が確保できる場合もあるよ!あわせて検討してみてね

子どもの発達を促したい

子どもの成長や発達のために何かできることはないのかな

ファミケアちゃん

「療育」を受けることで子どもの発達を促すことができるよ

療育とは?
療育は障がいのある子どものための医療と保育を掛け合わせた取り組みのことです。医師や療法士、看護師、保育士などの専門家と関わってもらいながら、その子の状態や目標に合わせて活動をすることで子どもの発達や成長を促します。

▼療育について詳しくはこちら
https://famicare.jp/2023/07/14/ryoiku/

療育は主に以下の場所で受けることができます。

児童発達支援

小学校入学前の子どもが通える施設です。児童発達支援センターと児童発達支援事業所があり、それぞれの施設で特徴が異なります。

▼児童発達支援について詳しく知る

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放課後等デイサービス

小学生〜高校生までが通える施設です。学校が終わってからと、夏休みなどの長期休暇に利用することができます。それぞれの施設で療育の内容が大きく変わるため、提供しているプログラムを見て施設を決めましょう。

▼放課後等デイサービスについて詳しく知る

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療育センター

療育センターでは、医師の診察や状態観察、リハビリの専門家によるリハビリなどの医療サービスとあわせて、療育を受ることもできます。複数の機能を持つ施設が多いため、ワンストップでさまざまな支援を受けられるのが特徴です。

▼療育センターについて詳しく知る

https://famicare.jp/2024/10/28/therapeutic-education-center/

訪問リハビリ

訪問リハビリは、リハビリの専門家である理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が自宅に来てリハビリを受けられるサービスです。訪問看護ステーションで実施しているところが多いため、探す際には訪問看護ステーションでリハビリ可能と謳っているところを探しましょう。

どんな支援があるのか調べる

そもそもどんな支援があるの?という方のために、支援一覧表を用意しました。年齢やニーズ別に分けて紹介してありますので、ぜひこちらを参考にしてみてください。

支援一覧表

年齢支援の名前どんな時に使う?
乳幼児期に使える児童発達支援療育を受けたい/子どもを預けたい
保育園・幼稚園子どもを預けたい/働きたい
小学校〜高校生が使える放課後等デイサービス療育を受けたい/子どもを預けたい
年齢に関わらず使える療育センター療育を受けたい/ワンストップでさまざまな支援を受けたい
短期入所休みたい
訪問看護休みたい/子どものケアを手伝ってほしい
訪問リハビリ療育を受けたい
居宅介護子どものケアや家事を手伝ってほしい
訪問医通院が困難なため自宅で診察を受けたい
訪問調剤薬を自宅に届けてほしい
日中一時支援休みたい/子どもを預けたい
移動支援子どもとの通院や外出に同行してほしい
相談支援相談したい/支援の利用プランを立てたい

どんな支援が必要かわからない時はLINEで相談!

ファミケアではどんな支援が必要かわからない、どうやって見つけたらいいかわからない、という方向けにLINE相談を受け付けています。支援探しの時はこちらもぜひご活用ください!

LINEで必要な支援を相談
クリックするとファミケア公式LINEに飛びます

よくある質問

支援を受けるのにどれくらいお金がかかりますか?

支援には大きく分けて医療サービスと福祉サービスがあり、どちらも自治体の助成があるためそこまで大きな負担は発生しないことが多いです。(※ただし所得に応じて負担額が変わるため注意)

福祉サービスを受ける場合

児童発達支援などに通って療育を受ける、短期入所を利用するなど、福祉サービスを使う際には受給者証を提示することでひと月の上限が4,600円(所得制限ありの場合37,200円)に抑えることができます。

▼受給者証についてくわしくはこちら

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▼療育にかかる費用について詳しくはこちら

医療サービスを受ける場合

リハビリや訪問看護などの医療サービスを受ける場合には自治体の子ども医療助成や小児慢性特定疾病の医療費助成を使うことで無料もしくは月数百円程度で利用できることが多いです。

▼小児慢性特定疾病について詳しくはこちら

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支援を探すにはまず何からしたらいいですか?

支援を探す時に何から始めるのかはそれぞれの状況によって異なりますが、何もわからない!という場合にはまず以下の方法を試してみるとスムーズです。

相談支援専門員を見つける

相談支援専門員は地域の支援をよく知っていることが多いです。どんな支援があるのかや今の状況でどの支援が使えるのかなど含めて、相談に乗ってもらえる可能性が高いです。

ただし、実際にどこまでしてくれるのかは人によって差があることも多く、注意が必要です。

相談支援専門員とは?
障がい児やその家族が利用する支援の計画を立てたり、各種支援を利用している期間中に相談を受け調整をしてくれる専門職です。
▼相談支援専門員について詳しくはこちら
https://famicare.jp/2024/01/30/consultation-support-specialist/

役所に相談に行く

多くの福祉サービスの窓口は自治体の役所になっています。障害福祉の担当課や子育て支援の担当課、また地域の保健師に相談することで支援が見つかることがあります。手続きも役所で行うため、必要な書類や流れなども教えてくれます。

ただし、こちらも担当者によって知識の差があったり、支援があっても案内してもらえなかったりするケースもあるため、できれば複数の方に相談するのが望ましいです。

支援検索で地域の支援を探してみる

ファミケア支援検索では、お住まいの地域にどんな支援があるのかを探すことができます。何からしたらいいのか?どう探したらいいのか?と迷う時にはまず「エリアから探す」でお住まいの地域を選択し、どんな支援があるのか見てみてください。

ファミケアちゃん

わからないときはLINEで相談してね!

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