外出用に吸引器が必要な子どもによく使用されるコンパクトな吸引器べべキュア。外出時の吸引器選びに悩むご家族に多く使われています。
そこで今回は、筆者の息子が実際に使用している、おすすめの吸引器「べべキュア」の紹介と、使い方や注意点をご紹介します。
吸引器「べべキュア」とは?
「べべキュア」はコンパクトで外出用にも使いやすい吸引器です。
本体重量は1.3kg、最大吸引圧も−80kPaまであります。筆者が自宅で使用している吸引器「スマイルケア」は約3kg程度なので、比べてみるとべべキュアがコンパクトであることがわかります。
外出専用の吸引器は販売されていないので、本来は鼻水吸引器である「べべキュア」を使用しています。自宅で使っている吸引器と比べると小さく、軽くて持ち運びに便利です。使わない時は蓋にチューブを収納することもできます。
かわいいカラーや取手がついているのも特徴です。またしっかりとした利便性がありつつ、吸引力も、自宅で使用している吸引器「スマイルケア」の最大吸引圧75kPa±10%と差はほとんどないと言われています。
実際使用してみているかんじでは、少し吸引圧が弱めですが、通常の口鼻吸引としては問題なく使えています。気管の喀痰吸引に使用するには少し吸引圧が低いと感じるときもあるため、後ほど紹介する「使い方」のポイントをおさえて吸引するようにしています。
吸引器「べべキュア」のおすすめポイント
外出時でも吸引しやすい
サイズが小さく、無駄な装飾がないので、カバンに収納しても邪魔にならず外出時でも使用しやすいです。
小さくて幅をとらないため吸引時に置き場に困ることも少なく、外出時の喀痰吸引に活躍する製品です。
軽くてコンパクト
家で使用している吸引器に比べると軽量でコンパクトなので、持ち運びに便利。使用しないときは蓋をしてカバンに収納できる上、使用後も、バギーの手元に引っ掛けたり小さなカバンに入れて収納したりして持ち運ぶことができます。
べべキュアは2台目を検討してる人、使っていて気分が上がるような吸引器や、コンパクトな吸引器などを探している人におすすめです。
べべキュアの使い方
手順1
付属のチューブを本体に繋げ、チューブには吸引カテーテルを繋げます。
手順2
ダイヤルを回し強度を調整します。
手順3
電源を付けてカテーテルに水を通します。
手順4
カテーテルを口鼻または気管に入れて吸引します。
吸引する時のポイントは、チューブと吸引カテーテルの接続部分を折り曲げて圧力を高めてから手を離し吸引すると、上手く吸い上げることができます。
手順5
吸引後は、アルコール綿で吸引カテーテルを拭き、水を通します。
べべキュアの注意点
1.吸引圧がきちんとかかっているか注意する
べべキュアは、本来は鼻水吸引器です。数字だけで見ると、自宅で使用している吸引器と最大吸引圧力はあまり変わらないですが、実際使用してみると自宅用の吸引器よりも圧力がかかりにくいと感じます。
手順4でも説明したとおり、チューブと吸引カテーテルの接続部分を折り曲げて圧力を高め、手を離すと吸引がしやすくなります。
また吸引後はチューブから液垂れする可能性が高いので、以下の写真のようなチューブの蓋を用意しておくと便利です。
2. 破損に注意が必要
べべキュアは軽くてコンパクトな反面、通常利用していれば困らないものの壊れやすいこともあります。床に落とした場合、メーターが壊れたり、そのまま本体が壊れたりすることもあるので扱いに注意が必要です。
取っ手を持って運ぼうとしたら、取っ手が取れて落としてしまうようなケースもあるので気をつけましょう。
実際筆者もべべキュアを1回落としメーターを壊し、その後また落として本体が動かなくなり、べべキュアの2台目を購入しました。あまり安い買い物ではないので、みなさんも注意しましょう。
べべキュアの料金と購入方法
べべキュアの料金
べべキュアの料金は、18,678円(税込)(本記事公開時点)です。楽天やAmazonなどのインターネットショップで購入できます。
べべキュアの購入方法
吸引器は「電気式たん吸引器」として日常生活用具の給付に該当します。そのため、原則費用の1割負担で購入することが可能です。ただし、吸引器を使用する本人または世帯主の所得に応じて負担上限月額が設定されているので確認しましょう。
また、自宅用吸引器を日常生活用具の給付で購入している場合、2台目は日常生活用具の給付が適用されないため、べべキュアを正規料金で購入する必要があります。
我が家は自宅用の吸引器「スマイルケア」を日常生活用具の給付で購入していたため、2台目の吸引器であるべべキュアは正規料金である18,678円(税込)で購入しました。
外出時はコンパクトなべべキュアを使用して喀痰吸引しよう
コンパクトで外出時の使用に便利な吸引器「べべキュア」。
無駄な装飾がなくおしゃれな上、カバンにも収納しやすく場所もとらないので便利です。ただし、自宅で使用している吸引器よりは吸引力が弱く感じるため、吸引時にコツを掴むのがポイント。
また壊れやすいので、落として壊さないように注意しましょう。
購入の際は、1台目の吸引器なのかそうじゃないのかで、日常生活用具の給付を活用できるかが変わってきます。また世帯主の所得に応じて負担上限月額も変わってくるので確認しましょう。
筆者も使用していておしゃれで気分のあがる吸引器「べべキュア」。外出時の吸引器選びに悩んでいる人はこの記事を参考にしてみてくださいね。
▼吸引器「エレノア」の紹介記事もあります
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