ミキサー食に関するお悩みの1つに、手間がかかるということがあります。
子どものために美味しい食事を作りたいけど、毎日ミキサー食を作るのは大変。
仕事で遅くなって時間がない時、ミキサー食を作るのが難しい
と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが冷凍ミキサー食!
この記事ではミキサー食作り4年目のママが自身の経験を元に、ミキサー食の冷凍方法や注意点について解説していきます。
ミキサー食は冷凍できる?
ミキサー食は冷凍が可能です。まとめて作って冷凍することで、便利に使用することができます。
冷凍するミキサー食に向いている・向いていない食材
では、どの食材でも冷凍できるものなのでしょうか?ここからは、冷凍ミキサー食に向いている食材、向いていない食材を紹介していきます。
冷凍ミキサー食に向いている食材
繊維の少ない食材
冷凍に限らず、ミキサー食に向いている食材は繊維の少ない食材です。軟らかく煮た葉物野菜やかぼちゃ、根菜類であれば人参、大根などがオススメです。肉ならむね肉や赤身肉よりも、少し脂肪分の含まれる部位や、ひき肉がミキサーしやすいです。
その他の食材であっても、基本的にはなんでもミキサーにかけて冷凍することができます。ただし固形物が残っていたり、水分が少な過ぎたりすると解凍した際に口当たりが悪くなることがあります。しっかり撹拌することが失敗しないポイントです。
食材によっては水分と食材が上手く混ざりきらず、ボソボソになることがあります。そのようなときは、少量ご飯(またはお粥)を入れてミキサーにかけると、粘度がついて混ざりやすくなります。
冷凍ミキサー食に向いていない食材
調理の際に注意が必要な食材も紹介します。
芋類や豆腐
一般的に冷凍に向かないといわれている芋類や豆腐。これらの食材は解凍したときに食感が変わりやすく、特に固形だとスカスカのスポンジ状になることがあります。冷凍するのであれば、水分を多めに加え、しっかりなめらかになるまでミキサーしてから冷凍しましょう。
繊維の多い食材、弾力のある食材
ゴボウやイカ、タコなどは、そもそもミキサー食に不向きな食材です。これらの食材はミキサーしても繊維が残ってしまいやすくなめらかに仕上げることが難しいため、嚥下が難しくなったり、注入の場合はチューブが詰まることがあります。少量であれば、水分を多めにしてしっかりと撹拌すればなめらかに仕上げることができますが、コツが必要です。
ミキサー食を冷凍するメリット
ミキサー食を冷凍するメリットは以下の3点があげられます。
- 時短になる
- 少量ずつ色々なメニューを食べることができる
- 調理者がいなくてもミキサー食が食べられる
ミキサー食づくりは、計量、ミキサー、盛り付け、後片付け…と、手間のかかるものです。冷凍ミキサー食を準備しておけば、解凍するだけで食べられるので時短になります。特に、お粥はほとんど毎食食べるものなので、まとめて冷凍しておくと便利です。
ミキサー食を作る際は、ある程度まとまった量でないとミキサーがまわりません。少量ずつ色々食べさせたいと思っても、量が少なすぎてミキサーにかけられないことがあります。そこで、まとめて作って冷凍しておくことで、色々なメニューを少しづつ食卓に出すことができます。
まとめて作る場合はミキサーにかける量が多いため、食材ごとに分けてミキサーにかけるのがおススメです。例えば肉じゃがであれば、肉とジャガイモ、人参…と食材に分けて、ミキサーして冷凍します。すると、彩りよく、より美味しそうな仕上がりに!
また、ミキサー食を冷凍していれば、ママやパパが不在で調理する人がいなくても、解凍するだけで美味しい食事を準備することができます。
これらのように、冷凍ミキサー食はメリットがたくさん!ここからはミキサー食の冷凍方法について、詳しく説明していきます。
ミキサー食の冷凍方法
- ミキサー食を作ります。固形物が残らないよう、滑らかになるまで撹拌はしっかりと行いましょう。
- タッパーや製氷皿に分け、冷ましてから冷凍庫へ入れます。その際、内容をラベリングしておくと便利です。
- 食べる分だけ取り出し、レンジで解凍します。自然解凍は雑菌が繁殖する恐れがあるため、必ず加熱して解凍しましょう。
- 必要に応じてとろみをつけたり、水分を足したりして固さを調整し、盛り付けたら完成!
ホワイトソースやミートソースを作って冷凍しておくのも、時短で一品できるのでオススメです。ホワイトソースは野菜と組み合わせてグラタン風に。ミートソースはパスタと合わせたり、お粥と合わせてチキンライス風にしても美味しいです!とろみ剤を使用する場合は、冷凍前にとろみをつけると解凍後に粘度が変わる可能性があるため、解凍した後の食事にとろみをつけてください。
冷凍ミキサー食のオススメ保存方法
筆者のイチオシ保存方法は、製氷皿に入れて冷凍し、固まったミキサー食を取り出して、種類ごとにジップロックに入れて保存する方法です!
製氷皿はプラスチック製のものよりも、シリコン製のものが取り出しやすくて断然オススメ!
ジップロックで保存する際には、袋にメニューを記載するだけでなく、主食、主菜、副菜に分類して色分けしておくのがコツです。
以下のようなイメージです。こちらは主食は黄色、主菜を赤、副菜を緑で分類しています。
1食あたり、主食◯個、主菜◯個、副菜◯個…というように決めておけば、簡単に適量の食事を準備することができますよ。色分けをしておけば、冷凍した品数が増えても、どれを組み合わせたらいいのか一目で見て分かりやすいです。
筆者は下の子を出産する際に、冷凍ミキサー食を作り置きで準備していました。この方法で、普段ミキサー食を調理しない家族でも、簡単に栄養バランスの良い食事を準備することができました!
冷凍を活用して毎日の食事を楽に!
ミキサー食は基本的になんでも冷凍可能です。冷凍ミキサー食を活用することで、調理者の負担軽減ができるだけでなく、品数豊富な献立を楽しむことができたり、誰でも簡単に食事を準備することができます。
食事作りは毎日のことであり、疲れや忙しさから「今日は頑張れない…」と思う時もありますよね。そんな時に冷凍ミキサー食があれば、安心です。
この記事を読んで、日々の生活を頑張っているママやパパにとってミキサー食づくりの負担が軽くなり、生活に余裕ができる助けとなれたら嬉しいです。
▼ミキサー食のレシピに困ったらこちらの記事をどうぞ
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