ディズニーの合流利用サービスは、アトラクションに並ぶこと難しい人のためのディズニーランドやディズニーシーのパークでの負担を軽減するためのサービスの1つです。
ディスアビリティアクセスとは違い、一時的な身体機能が低下している方や妊婦の方なども証明書なしで利用ができます。
今回の記事では、肢体不自由の息子を育てるディズニー大好きな筆者が合流利用サービスの使い方や対象者、使えるアトラクションなどを徹底解説します。
▼障害者手帳など証明書を持っている方はディスアビリティアクセスサービス(DAS)が利用可能です
合流利用サービスとは?
ディズニーの合流利用サービスは、サービス対象者がアトラクションやグリーティング施設の利用時に列に並ばず、他の場所で待ち時間を過ごすことができるサービスです。
身体機能の低下している人や妊娠中の人、車椅子を利用している人など列に長時間並ぶことが難しい人のためのサービスとなっています。対象条件を満たしていれば利用することができ、証明書等が不要な点が特徴です。
アトラクションの前で手続きをしたら、その後は対象者の方のみ他の好きな場所で時間を過ごすことができます。待機後にアトラクションの順番が来たら、並んでいるグループの方と合流してアトラクションを利用します。なお、初回のみ合流利用サービスへの利用登録手続きが必要です。
サービスを使うことで、待ち時間が短縮されたり、待たずに乗れることはありませんので注意しましょう。
また、類似のサービスのゲストアシスタントカードという障がいのある方向けのサポートサービスは2019年7月に終了し、以降は待ち時間負担軽減サービスとしてディスアビリティアクセスサービスと合流利用サービスの2種類が提供されています。
▼ゲストアシスタンスカード全体の代替サービスの説明はこちらから
合流利用サービスが利用できる人
合流利用サービスが利用できる人は以下の「列に並ぶことができない」人となっています。手続きの際にキャストの方へ事情を説明します。
- 車椅子を利用している人
- 高齢により列に並べない人
- 妊娠中の人
- 疾病や負傷などにより体の機能が低下している人
疾患や障がいのある子どもでまだ障害者手帳などの公的証明書を取得していない人は合流利用サービスの利用をキャストさんへ相談するのがおすすめです!
また、本人と介助者1名の合計2名まで、別の場所での待機が可能です。本人と介助者以外は通常通り列に並ぶ必要があるので注意しましょう。
証明書は不要?
合流利用サービスは、ディスアビリティアクセス(DAS)とは異なり、証明書の提示は不要となっています。キャストの方へ事情を説明し、利用しましょう。特に指定はありませんが、どうしても心配な方やうまく事情が話せるか心配な方は、母子手帳などを持参しましょう。
妊娠中などは急な体調不良も多いので、活用することで大きく負担が軽減できるサービスとなっています!その他、障害者手帳を取得していない場合や一時的な怪我などでも利用できるのが嬉しいポイントです。
サービス名 | 証明書の必要性 | 対象となる人 |
---|---|---|
ディスアビリティアクセスサービス(DAS) | 必要(障害者手帳等) | グループ全員 |
合流利用サービス | 不要 | 本人(介助者1名まで) |
年齢に決まりはある?
合流利用サービスの利用には年齢制限はありません。3歳以下のチケットを持っていない子どもが対象者の場合も利用できます。
介助者含めて2人で来園の場合は?
介助者を含めて2人でディズニーランドやディズニーシーへ行った場合の利用は、グループの人が並べないため状況により相談となります。現地のキャスト判断となりますので、まずは利用希望を伝えてみましょう。
子どもと2人で妊娠中にディズニーに行き、待ち時間で対応してくれた、など臨機応変な声もありますが、実際アトラクションのオペレーションなどにもよるため、まずは声をかけましょう!
利用できるアトラクション・施設
合流利用サービスは以下のディズニーランド、ディズニーシーの施設で利用可能です。ディスアビリティアクセスと同様に両パークでほぼすべてのアトラクションやグリーティング施設で利用できます。
東京ディズニーランド
・すべてのアトラクション
・ウッドチャック・グリーティングトレイル
・ミッキーの家とミート・ミッキー
・ミニーのスタイルスタジオ
※すべてのアトラクション以外の項目はグリーティング施設
東京ディズニーシー
・すべてのアトラクション
・ヴィレッジ・グリーティングプレイス
・“サルードス・アミーゴス !” グリーティングドック
・ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル
※すべてのアトラクション以外の項目はグリーティング施設
ミッキーのマジカルミュージックアワードやビックバンドビートなど、屋内外ともに並んで入るタイプのショーや入店制限のショップ列に関しては、合流利用サービスが基本的には利用できません。
また、アトラクションや施設がスタンバイパスやエントリー受付など並ぶのにパスが必要になっている場合、対象施設のパスを持っていないと合流利用サービスも利用できません。
利用登録方法
合流利用サービスの利用には、利用登録が必要です。アプリを利用している場合は、スマートフォンのディズニーアプリで手続きをして、パークで過ごす1日間有効になります。
利用登録ができる場所
利用登録は各アトラクションのキャストの方が対応してくれます。利用したいアトラクションにそのまま向かい、合流利用サービスが初めての利用であることを伝えましょう。
アトラクション以外では、総合受付施設の「メインストリート・ハウス(ディズニーランド)」、「ゲストリレーション(ディズニーシー)」でも登録できます。
利用登録の流れ
利用登録に必要なものは特にありませんので、利用したい事と利用したい理由を伝えれば大丈夫です。
利用登録の流れ
- 利用したい事情をキャストの方へ説明し、利用可否が伝えられる
- 対象者本人の顔写真を撮影
- チケットの読み取り(登録時は全員分は不要)
施設での使い方
初回登録が終わったあとのアトラクションやグリーティング施設で実際に使う流れもご紹介します。
1.アトラクションで合流利用サービスを利用したいことを伝える
合流利用サービスを利用したいアトラクションやグリーティング施設へ行き、入り口のキャストへ「合流利用サービスを使いたいです」と伝えます。利用登録が完了していれば、そのまま利用グループ全員分のチケット読み込みなどの案内してくれます。利用登録をしていない場合は、登録の案内をしてくれます。
東京ディズニーリゾート公式アプリを使っている場合は、手続きをするとアプリ上に合流利用サービスのパスが表示されます。時間が表示されますが、あくまで目安です。並んでいる人と連絡を取りながら、利用タイミングが近くなったら列へ戻るようにします。
東京ディズニーリゾート公式アプリ
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/app.html
2.対象者は待ち時間を別の場所で過ごす
合流利用サービスの対象者および介助者のみ、待ち時間を列ではない場所で待つことができます。グループの他の方はそのまま列に並びます。
待つ場所はどこで過ごしても大丈夫ですが、遠すぎると戻れなくなってしまうため注意しましょう。また他のアトラクションの利用などはできません。
お手洗いを済ませたり、近くのベンチを利用したりして安心できる場所でアトラクションを楽しむ準備をするのがおすすめです!
3.合流タイミングになったらアトラクションの入り口まで戻る
合流タイミングになったらアトラクションの入り口まで戻ります。並んでいる方と一緒にアトラクションを利用する形になるため、連絡を取り合って良いタイミングで戻るようにしましょう。
アトラクションに戻ってきたら、キャストの方に「合流利用サービスで合流したい」と声をかけます。その後は、グループの方とアトラクションを楽しみましょう。
メリットや実際利用してみた感想
体調不良などの心配をしなくて良い
並んでいる最中に体調が悪くなってしまう心配をしなくて良く、体力も温存できるのが助かります。途中で体調不良になってしまうとせっかく楽しいディズニーが楽しめなくなってしまうので、遠慮しないで必要な時は使うようにしましょう。
妊娠中で体調の変化が大きい時には、座って休めているだけで気持ち的にも安心できました!
他の人は並ぶ必要がある
あくまでも対象は本人だけなので、ほかの人は並ぶ必要があります。介助者がいない場合は1人で待つ形になるため、過ごし方も考えておくのがおすすめです。
待つ場所には要注意
合流利用サービスは、並んでいるグループの人と合流する必要があるため、待機する場所に注意しましょう。あまり遠くに行きすぎてしまうと急いで戻らなくてはいけなかったり、戻るのに疲れてしまったりします。なお、全員揃わないとアトラクションは利用できません。
合流利用サービスで負担を軽減してディズニーを楽しもう!
障害者手帳を持っていない方や妊娠中や怪我などで車椅子を利用している方でも、合流利用サービスは利用が可能です。パーク内で楽しみやすい工夫として用意されているものなので、事情があれば誰でも利用は可能です。
ぜひ合流利用サービスを利用して、心配なく楽しい1日を過ごしてみてくださいね。
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