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【障がい児の就学準備】学校見学にはいつ行くのがいい?早めに行くメリットも紹介

学校見学にはいつ行くのがいい?早めに行くメリットも紹介
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障がい児の就学を考えるときに学校見学は欠かせません。そこで以前の記事(【障がい児の就学準備】学校見学に行く方法と行ってよかったポイントを紹介)では、学校見学に行く方法や得られた情報についてお伝えしました。

学校見学の必要性がわかったところで、次に気になるのは、「いつ学校見学に行くといいのか?」ということではないでしょうか。

学校見学って年長になってから行くものでしょう?

とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、筆者の経験からお伝えすると、学校見学は年長になってからでも時間的には問題ないかなと思います。ですが、年長より前に学校見学に行くとメリットが多いのです。そこで今回は、早めに学校見学に行くメリットについてお伝えしていきます。

目次

障がい児の就学で学校見学に行くのはいつ頃がいいのか

先ほどもお伝えしましたが、ずばり、学校見学のおすすめの時期は保育園や幼稚園の「年中」もしくは「年少」の頃です。就学準備が本格化する年長になる前に行っておくことで、気持ちに余裕を持って学びの場を検討することができます。見学に行ったからといってその学校に入学する、と決まるわけではないので、「学校に関しての情報収集」という気持ちで行ってみましょう。

ライター小澤

年長になってからは学校に関して考えること・しないといけないことが多くなっていきます。できることをできるうちにやっておく、という観点からも、年中や年少のうちに行っておくことをおすすめします。

年長になる前に学校見学に行くメリット

メリット1:早めに見学しておくことで学校検討する時間が長くとれる

年長になると、教育相談会・就学相談への参加など、就学準備が本格化していきます。見学などの学校に関する情報収集活動を年長からはじめる場合、子どもの状態によっては「考える期間が短く時間が足りない」と感じる可能性もあります。特に特別支援学校と地域の小学校の支援級など、複数の学校を検討している場合、情報収集や見学にも多くの時間がかかるため特に早めに動き出すのが肝心です。

ライター小澤

学校の見学は、年長まで待つ必要はなく、年少・年中でも受け入れてくれるところが多いです。筆者は年少の時に見学に行きましたが、早めに行っておけたから気持ちに余裕を持って就学準備ができたなと思っています。先生たちも快く受け入れてくれました。

メリット2:疑問点を教育相談会のときに質問して解消できる

仙台市の場合、例年、年長の年の8月に教育相談会があります。その前に見学を済ませておくことで、見学しても解消できなかった不安や迷いなどが出てきても、教育相談会の時に職員の方に直接質問をすることができます。

もちろん後で電話で確認することもできますが、「電話して聞かなきゃ」と思うことがストレスになる場合もありますよね。そういうストレスを回避できるという意味でも、教育相談会で直接質問できるように見学をしておくことはメリットになるかと思います。

なお、仙台市の特別支援学校には市立と県立がありますが、市立か県立か迷っている場合には、教育相談会の前に必ず見学をしておきましょう。教育相談会の時に特別支援学校希望と伝えると、市立か県立か聞かれることになるためです。

ライター小澤

ちなみに聞いた話では、市立が例年人気だそうです。そのため第一希望にしたとしても希望通りにならないこともあります。

早めの学校見学は特別支援学校の先生も勧めていた

児童発達支援センターの勉強会で特別支援学校の先生に話を聞く機会があったのですが、先生も「検討している学校の見学を早めにすること」を勧めていました。「感染症が流行っているなど安全上の理由を除き、見学を断る学校はないはずです。就学について気になることがあったら是非、見学したい、相談したいと学校に連絡をください」と心強いメッセージも。

さらにアドバイスとして、「学校に行った時の子どもの雰囲気もぜひ見てみてください」とも仰っていました。

障がいのある子どもの中には、新しい環境に戸惑ったり混乱したりする子も多くいますよね。そういう場合、一度学校に連れて行ってみることで、子どもがこの環境をどう受け取るのか、ということも感じることができる、と先生は仰っていました。

どの学校に行くか迷っている人ほど、これは有効だそうです。

例えば、親は特別支援学級に入れたいと思っているけれども、特別支援学級に連れて行ってみたら全く教室に入ろうとしなかった、でも特別支援学校に行ったら、すぐに教室に入ってみんなと遊ぼうとまでした、ということが実際にあったそうです。その様子を見て、親御さんは特別支援学校に決めたというエピソードを先生は教えてくれました。

ライター小澤

学びの場を決めるのは親かもしれませんが、そこで過ごすのは子ども本人。その本人がどう感じるのか、というのを知るためにも、やはり見学は欠かせない要素になるようです。

年長じゃなくても学校見学はできる。

我が子は特別支援教育を受けるのがいいんだろうな、と漠然と考えていたとしても、いつから準備したらいいのかはわからないですよね。そんな時は、就学を意識し始めたタイミングで一度学校見学に行ってみるといいと思います

先生たちは学校生活のプロですから、学校で子どもがどんなふうに過ごすのか、スケジュールはどうなるのか、など、丁寧に教えてくれるはずです。年長になる前でも見学は快く受け付けてくれます。電話で予約をするのは少し勇気が必要ですが、あなたの疑問や不安が解消できる有効な手段になる可能性があるので、情報収集に行く、くらいの気持ちで一度検討してみてくださいね。


ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

学校見学にはいつ行くのがいい?早めに行くメリットも紹介

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この記事を書いた人

書くことが好きすぎるフリーランスライター。5歳の息子が遺伝子疾患を持つ医療的ケア児です。子どもを育てる過程で知った社会の生きづらさや情報格差に衝撃を受け、障がい児を育てるための情報がもっと手に入りやすくなるよう発信しています

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