医療的ケア児の子どもを連れて旅行に行くけど、何を持って行ったらいいの?
医療的ケア児との旅行は大荷物になるけど、どうやって持っていくの?
そんな旅行の持ち物に不安を持っている医療的ケア児のご家族に、実際に車で旅行に行ったことがある筆者が、持ち物を詰める上でのポイントと実際の持ち物をご紹介します!
今回一緒に旅行に行った息子の情報
- 旅行時で0歳10ヶ月
- 医療的ケアは、人工呼吸器、経鼻栄養、持続吸引あり
- 移動はベビーカー(海外製の大きいもの)
持ち物を用意する上でのポイント
まずは、持ち物を用意する上でのポイントを紹介します。
事前に配送するものと当日持っていくものをわけよう
子どもの洋服やお世話グッズ、医療的ケアに使う備品などただでさえ荷物の多い医療的ケア児とのお出かけ。旅行に行く時は、事前に宿泊先に配送しておくものと、当日持っていくものに分けて、当日の荷物をできるだけ減らしましょう。
宿泊当日に荷物が届くように、2〜3日前には手配しておくことをおすすめします。できるだけ当日に持っていくものを減らすことで、新幹線や飛行機の移動が楽になり、車での旅行でも「トランクに入りきらなかった…!」なんてことを防ぐことができます。
配送は往復便にしよう
配送は往復便にしましょう。行きよりかは消耗品の荷物が少なくなっているものの、帰りも荷物が多いのは変わりません。
片道ずつ配送手続きをするより往復便にした方が、行きも帰りもいっぺんに手続きができるので準備が楽になります。
実際の持ち物紹介!
筆者が実際に車で一泊二日の温泉旅行をした際に、実際に事前に配送したものと当日持って行ったものを紹介します。
旅行の日程や当日の過ごし方などは以下の記事でも紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。
事前に配送したもの
大きめのトランク1つと小さめのトランク1つ、合計2つの荷物を配送しました。
- 全員分の洋服や下着(当日分除く)
- カテーテル 宿泊数分+予備1〜2本
- アルコール綿
- 栄養剤や粉ミルク
- 人工呼吸器の加湿器用の水
- お尻拭きシート
- カニューレバンド 宿泊数分+予備1〜2個
- 人工鼻
- 大きめのおもちゃ
- ガーゼハンカチ 宿泊日数分×2〜3枚
- バスタオル(体位交換用)
- ハンドタオル(体位交換用)
バスタオルとハンドタオルは温泉に十分な量があったので使いませんでした。荷物を減らしたい人は事前に問い合わせたり、HPでアメニティを確認しておいたり等をしておくと良いかもしれないですね
当日持って行ったもの
いつものお出かけ用のカバン+大きめのトートバッグ+リュック+バウンサーを車に積みました。
子どもの医療的ケアに必要なもの
- 人工呼吸器
- 自宅用の吸引機
- サチュレーションモニター
- 持続吸引機
- アンビューバック
- テスト肺
- 病院の紹介状
- カニューレと食塩液
- 自宅用の人工呼吸器の回路と加湿器
- 注入ポンプ
- 注入パック
- シリンジ(白湯を流す用)
- 酸素ボンベ
- 移動時分の栄養剤
- 薬
- 吸引ボトル
- 移動時分のアルコール綿
子どものお世話に必要なもの
- オムツ(移動時用5枚と宿泊施設に着いてから使う用1セット)
- オムツ袋5枚
- お尻拭きシート
- ミニ扇風機(春〜夏の場合)
- ブランケット(春・秋〜冬の場合)
- 移動時用のおもちゃ1〜2個
- ガーゼハンカチ2枚
- バウンサー(宿泊先で息子が遊べる用に)
非常用のもの
- 着替え(オムツ漏れがあった時用)
- 人工呼吸器の回路(亀裂が入った時用)
- 栄養剤(こぼした時用)
その他、大人が移動時に飲むお茶や普段通りのおでかけの荷物を持っていきました。
荷物は配送して移動時はできるだけ身軽に
医療的ケア児との旅行では、荷物がいつものお出かけより多くなります。そこで事前に配送するものと当日持っていくものを分けて荷物を用意すると、移動時の荷物を減らすことができます。
配送時は往復便を利用すれば、手続きも楽ちんに。
今回紹介した持ち物をチェックして、医療的ケア児と一緒に旅行を思い切り楽しみましょう!
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