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放課後等デイサービス(放デイ)とは?対象者や支援内容、児童発達支援との違いを解説

放課後等デイサービス(放デイ、放課後デイ)とは?対象者や支援内容、児童発達支援との違いを解説
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障がいのある子どもが就学する際、親が気になることの一つが「放課後に預け先があるの?」ということではないでしょうか?

一般的に下校後に子どもを預かってもらえる施設としては、放課後児童クラブがありますが、障がい児の場合は放課後等デイサービス(通称:放デイ)というサービスを利用することができます。

この記事では、放課後等デイサービスとは何か、対象者や支援内容、利用の仕方についても解説していきます。年中~年長の子どもを持つママやパパは必見です!

目次

放課後等デイサービス(放デイ)とは

放課後等デイサービスとは、障がいのある子どもが放課後や長期休暇中に通うことのできる通所施設のことで、児童福祉法に基づいた障害者通所福祉サービスの一つです。略して「放デイ」や「放課後デイ」と呼ばれることが多いです。

放課後等デイサービスの対象者

放課後等デイサービスの対象者は、小学1年生〜高校3年生までの障害のある児童です。ただし、必要性が認められた場合に限って最大20歳まで利用が可能です。

放課後等デイサービスの支援内容

放課後等デイサービスの支援内容は大きく4つに分けられます。

本人支援

子ども一人ひとりの疾患や発達の状況、障がいの特性に応じた課題に対してアプローチし、自立した生活が送れるように支援します。

遊びを通して姿勢保持や運動技術の向上を図ったり、他者とのかかわりの中でコミュニケーション能力や社会性を身に着けられるようかかわっていきます。

家族支援

子どもだけでなく家族の思いも受け止め、きょうだい児を含めた家庭全体を支援することで、子どもの育ちを支えます。移行支援

共生社会の視点を持ち、子どもが地域における仲間と繋がりながら生活を送れるようにサポートしていきます。

地域支援、地域連携

医療機関や学校など、子どもと家族にかかわる各関係機関と連携をとりながら、地域の中で包括的な支援を行います。

具体的な支援プログラムは事業所によって様々です。学習塾のように勉強中心に支援していく事業所もあれば、音楽療法や運動療法などを多く盛り込む事業所、体験学習や地域とのかかわりを密にとる事業所など千差万別です。理学療法士や作業療法士などリハビリ職が常駐している放課後等デイサービスの場合は、利用時間の中でリハビリを受けることも可能です。子どもの発達状況や特性に合わせて、子どもに合った事業所を利用できると良いですね。

ライターKana

筆者の息子が通う放課後等デイサービスは療育センターに併設されており、利用時間の中でリハビリを受けることができることが大きなメリットだと感じています。息子は重心児で自分で身体を動かすのが難しいので、絵本の読み聞かせや楽器演奏などのゆったりとした関わりが多いですが、ボウリング大会や大型遊具など、アクティブな活動も行われています。またお花見や雪遊びなど、季節に合わせた活動も魅力の一つです。

児童発達支援との違い

放課後等デイサービスと児童発達支援は、どちらも児童福祉法で定められた「障害児通所支援」という福祉サービスです。障がい児が通える場所というのは共通ですが、対象年齢と支援内容が異なります

児童発達支援の対象は未就学児です。発達に心配のある子どもに対し、日常生活での自立を促したり社会性を高めたりするための療育支援を行います。

一方、放課後等デイサービスは小学校1年生から高校3年生までの幅広い年代を対象としています。学齢期は療育支援だけでなく、勉強面や社会への移行が課題となってくる時期です。そこで、勉強のサポートや社会と円滑に関わることができるような支援に、より重きを置いています。

▼児童発達支援についてはこちらで詳しく解説しています。

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放課後等デイサービスの料金

放課後デイサービスの利用料金は原則1割負担で、残りの9割は国と自治体が負担します。また、世帯所得に応じて以下のようにひと月の自己負担金の上限が定められています。

生活保護0円
低所得(市町村民税非課税世帯)0円
市町村民税課税世帯(※所得割28万円未満)4,600円
それ以外37,200円

ただし、食事代などは対象外となり、別途自己負担金が発生する場合がある点に注意が必要です。

放課後等デイサービスを利用するには

放課後等デイサービスを利用するには、受給者証を取得し利用したい施設を探す必要があります。

1.受給者証の申請

放課後等デイサービスの利用には障害児通所サービス受給者証が必要です。受給者証は障害者手帳の有無にかかわらず、療育の必要性があると医師が判断した場合に申請することができます。

受給者証を持っていない場合、まずは受給者証の申請をしましょう。すでに受給者証を持っている場合でも、児童発達支援から移行するなど利用するサービスが異なる場合には改めて申請する必要があります。

▼受給者証について詳しくはこちらの記事をご覧ください

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2.利用したい施設を決める

利用したい施設を決めて、契約をします。

放課後等デイサービスの施設情報は、自治体の担当窓口や相談支援専門員へ相談すると教えてもらえることが多いです。また、自治体のホームページで施設一覧が閲覧できる場合もあります。

気になる放課後等デイサービスを見つけたら見学に行きましょう。施設によって支援プログラムや特色が大きく異なりますので、実際に見学して実際の活動内容や雰囲気を確認することはとても大切です。利用可能日時、家からの距離なども確認しておきましょう。

利用したい施設が見つかったら契約して利用開始という流れになります。

ライターKana

放課後等デイサービスは利用者の年齢が幅広く、なかなか空きがない場合や希望の曜日や時間に利用できない場合も多いです。また、医療的ケア児の受け入れが可能な施設は限られますので、就学に向けて放課後等デイサービスを探している方は、早めの情報収集がおすすめです。

放課後等デイサービスは子ども達の成長をサポートする施設!

放課後等デイサービスは子どもに合わせた支援を行い、成長発達をサポートする場所です。特に就学後は長期休みもあるため、放課後等デイサービスを利用することは、家族の負担軽減に繋がります。

特に就学を控えている場合は、早めの施設探しがおすすめです。施設によって、特色が違いますので、子どもに合った施設を見つけて、通うことができると良いですね!



ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

放課後等デイサービス(放デイ、放課後デイ)とは?対象者や支援内容、児童発達支援との違いを解説

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この記事を書いた人

6歳長男が稀少遺伝子疾患によるてんかん性脳症、重症心身障がい児。
次男、夫と4人でまったり田舎暮らしをしています。
保健師の資格を持ち、看護師の仕事をしながら文章を学ぶかけだしライター。

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