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厚生労働省が付き添い入院の家族の負担軽減への動き、24年6月より医療機関の保育士や看護助手の配置を促す診療報酬が適用

付き添い入院への家族の負担軽減への動き
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厚生労働省は2024年度から、付き添い入院を行う家族の負担軽減へ向けた取り組みを開始します。2024年6月より適用される新たな診療報酬体系では、医療機関が入院した子どもを見守る保育士や看護助手を配置した際の加算額を引き上げることが決定されました。

目次

付き添い入院とは?何が問題なの?

付き添い入院とは、子どもが入院した際に、家族が病室で寝泊まりしながら子どものケアを行うことです。感染対策などのため付き添い入院が不可となるケースもあるものの、幼い子どもが入院となる場合は病院から付き添い入院の打診があることがほとんどです。

24時間の付き添い入院は食事や睡眠が十分に取れないなど、家族にとっても精神的・身体的な負担が大きいもの。また付き添いのために仕事を長く休まざるを得なくなり、経済的な不安が増すなど心身の健康に影響を及ぼすため、その負担が議論されていました。

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2024年6月から適用される新たな診療報酬の具体的な内容

2024年6月から新たに適用される診療報酬体系では、病棟で子どもを見守る保育士や看護助手を採用・増員した医療機関に対して報酬が加算されます。

従来2024年6月〜
保育士1,000円1,800円(2人以上配置した場合)
看護助手規定なし1,510円(夜間も働ける人員を配置した場合)

※子ども1人あたり・1日に対する加算額

これまでの診療報酬では、保育士については人数にかかわらず子ども1人あたり1日1,000円の加算にとどまっていたところ、2024年6月からの診療報酬では、保育士を2人以上配置した場合は1,800円の加算となります。

また看護助手については、夜間も働ける人員を配置した医療機関に子ども1人あたり1日1,510円を加算する仕組みが新たに作られました。

出典

厚生労働省は新たな診療報酬の適用により、医療機関が病棟のスタッフを増やし入院した子どもを手厚く見守ることを促します

ファミケアちゃん

病院側のケアが手厚くなることで、付き添い入院を行う家族が十分に眠ったり、食事をゆっくり食べたりなど、しっかりとした休息が取りやすくなるといいね!

家族の負担の少ない付き添い入院の環境整備を

付き添い入院は、入院する子ども自身に負担がかかるのはもちろん、付き添う家族にとっても大きな精神的・身体的負担がかかるもの。

今回新たに始まる診療報酬を始めとした付き添い入院の環境改善がこれからも進み、入院に付き添う家族のコンディションが整うこと、そして何より治療をがんばる子どもの回復と健やかな成長を願っています



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付き添い入院への家族の負担軽減への動き

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この記事を書いた人

Webライター。小学生の長女は生後まもなく細菌性髄膜炎となり、現在もてんかんの服薬を続けています。夫と身体は小さいものの運動神経抜群の長女と9歳差の次女と2020年よりシンガポールで生活中。

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