
医療的ケア児の子どもと出かけたいけど行き先が決まらない



医療的ケア児と家族の過ごし方がわからない
そんな方におすすめなのがショッピングセンターやショッピングモールです。優先駐車スペースの駐車場の数が多く用意されていたり、多目的トイレにユニバーサルシートの設置があったりと安心して楽しめる設備や配慮がされているショッピングセンターも多くなってきています。
今回は、実際に筆者が家族で訪れて安心して楽しめた埼玉県富士見市にあるショッピングセンター「ららぽーと富士見」へのおでかけを参考に、医療的ケア児のショッピングセンターへのおでかけについてご紹介します。
ショッピングセンター「ららぽーと富士見」とは?
埼玉県富士見市にある東武東上線エリア最大級のショッピングセンターで、三井不動産グループによって運営されています。
館内には約290店舗の飲食店やファッションブランド、雑貨ブランドなどが入っており、イベント等も開催されています。
公共交通機関を使う場合、大宮駅からバスで30〜50分、ふじみ野駅、志木駅からはバスで約20〜30分、鶴瀬駅からはバスで6分です。
車で訪れる場合は富士見川越バイパス経由でららぽーと富士見を訪れることができます。土日祝は周辺道路の混雑が予想されるため公共交通機関を使うか、渋滞を考慮した上で準備しておくことをおすすめします!
ショッピングセンターの3つのおすすめポイント
筆者が実際に家族で訪れて、ららぽーと富士見で見つけた医療的ケア児とのおでかけにおすすめできると思ったポイント3つを紹介します。
1.優先駐車スペースの数が多い


大きな施設では、入り口と駐車スペースが遠いと移動が大変になってしまいますよね。そんな時に助かるのが優先駐車スペース。ショッピングモールでは、優先駐車スペースの数が多めになっていることも多く、いつも優先駐車スペースを利用する人にとってはとても助かる設計になっています。
実際にららぽーと富士見でも以下の6箇所で優先駐車スペースが用意されています。
<P1立体駐車場> 3F・4F
<P3平面駐車場> エントランス2 入口付近
<P4立体駐車場> 1F・3F・4F
<P6立体駐車場> 3F・4F
<P7立体駐車場> 3F・4F
<P9平面駐車場> エントランス3・エントランス4 入口付近



筆者はP9の平面駐車場を利用したのですが、P9だけで26の優先駐車スペースがありました。
2.車椅子専用のフードコートテーブル


ららぽーと富士見では、フードコートには、車椅子専用の席が用意されていました。青い車椅子のマークが付いているので、一目でわかります。
ららぽーと富士見のようなショッピングモールのフードコートは混みやすいので、車椅子専用の席が用意されていると待つことが少なく、とても助かるなと思いました。すべてのショッピングモールでこういった配慮があるわけではないと思いますが、車椅子でも利用しやすいショッピングモールも増えてきています。



車椅子専用の席意外にも、ベビーカー優先のテーブルも用意されていたので、車椅子専用のテーブルが満席の場合は、そちらを利用するのもいいかもしれません。
3.多目的トイレのおむつ替え台がユニバーサルシートで広々


子どものおむつ替えに多目的トイレを利用する方が多いと思いますが、ららぽーと富士見の多目的トイレのおむつ替え台はユニバーサルシートで広々としていました。おむつ替えやトイレに焦る心配が少ないのもショッピングセンターの設備のありがたいポイントです。



「狭くてバギーが入らない」なんてこともなく、快適に子どものおむつを変えることができました。
ショッピングセンターの楽しみ方
1.お買い物をして楽しむ
ショッピングセンターと言えば、ショッピングの楽しみがありますよね。ららぽーと富士見には約290の店舗が入っているので、お買い物をするのにとても充実しています。大きなショッピングセンターは設備が充実していて、店舗数も多いので安心して1日楽しむことができます。
普段なかなか洋服を見たり買ったりする時間がとれない親御さんも楽しめる上、子ども服のブランドも数多く入っているので、子どもの洋服を買ったり、一緒に見て回ったりと楽しめます。
2.屋外公園で楽しむ
ららぽーと富士見には屋外公園があります。「ちびっこマウンテン」というアスレチックや「オムニスピナー」という年齢やハンディキャップを気にすることなく遊ぶことができる遊具があるので、天気がいい日は屋外公園で楽しむのもおすすめです。
屋外公園などの遊べるエリアがあるショッピングセンターも増えてきています。ベンチや飲食用テーブルなども用意されているので、遊ぶ子どもを見守りながら休憩することもできます。
3.遊べるエリアや子ども向けエリア楽しむ
ららぽーと富士見には、ゲームセンターやガチャポンコーナーが設置されています。子どもと一緒に遊ぶことができるのでおすすめです。
また、屋内で子どもが遊べたり、ごろんできるスペースがあるショッピングセンターもあります。少し他の人の目が気になる…という方もいるかもしれませんが、子どもがのびのびとしながら刺激を受けることもできるので利用してみてはいかがでしょうか。
医療的ケア児とのショッピングセンターの楽しみ方プラン
実際に筆者が家族でショッピングセンターへのおでかけとして、ららぽーと富士見に行く時のプランをご紹介します。
12:00 ららぽーと富士見に到着
家で午前中に準備をしつつ、お昼頃にららぽーと富士見に到着するように向かいます。到着したら車椅子やバギーを利用している人など、必要に応じて優先駐車スペースの駐車場を利用すると便利です。
ららぽーと富士見の場合は、優先駐車スペースの数が多いので、あまりに混んでいない限り駐車することができます。
12:15 飲食店またはフードコートでお昼ごはん


到着後は、飲食店またはフードコートでお昼ごはんを食べます。
飲食店に入る場合は、バギーやベビーカー、車椅子が入るかどうか店員さんに確認してから入ると安心です。
フードコートでご飯を食べる場合は、まず車椅子専用のテーブルが空いているかチェック。空いていなかったら、ベビーカー専用のテーブルをチェックしたり、通路側にベビーカーやバギーが置けるスペースがある席を取ると、邪魔にならずに安心してご飯を食べることができます。
13:00〜 みんなでお買い物やゲームセンター、屋外公園を楽しむ
約290店舗あるお店をまわります。全部見るには時間がかかってしまうので、目星をつけて、行きたいお店に行きます。
家族で来ている場合は、順番に子どもを見守り、かわりばんこで洋服や雑貨を見て回ると、自分の時間ができて楽しむことができます。
また、ゲームセンターやガチャポンコーナーで子どもと一緒に楽しんだり、天気がいい日は屋外公園で遊んだりするのもおすすめです。
14:00 適宜おむつ替えや注入をする
適宜おむつ替えや注入をしましょう。おむつ替え室があるので小さな子どもであればそこを使用してもいいですが、もしバギーやベビーカー、車椅子等が大きい場合は多目的トイレを利用しておむつ替えをするのがおすすめです。
注入は、我が家の場合通路にある休憩用の椅子を使用しながら準備をしたり、ベビー休憩室を利用して注入したりしています。
15:00 カフェでひと休み
ららぽーと富士見にはスターバックスコーヒーやnana’s green teaなど、カフェが多数あります。バギーやベビーカー、車椅子が入るスペースがあるかどうかによっては入れないこともあるため、事前に店員さんに確認しています。



筆者はnana’s green teaで休憩しました。息子は大きめのベビーカーを使用していますが、店員さんが椅子をどけてくださったおかげで入って休憩することができました。
16:00 スーパーでお惣菜や食材を買う
スーパーで惣菜などの買い物をして帰ると遊び疲れて帰っても安心です。ららぽーと富士見にはスーパーのヤオコーが入っています。私たちはららぽーと富士見で遊びきった最後にスーパーで買い出しをして帰っています。



我が家ではいつも最後にお惣菜を買って、その日の夕飯にしています。おでかけした日の夜ご飯作りはやっぱりお休みしたいものです…!
医療的ケア児に優しいショッピングセンターで週末のおでかけを家族で楽しもう
優先駐車スペースの駐車場が数多くあったり、車椅子専用のフードコートのテーブルがあったり、多目的トイレにはユニバーサルシートがあったりと、医療的ケア児にも優しいショッピングセンター。
また子どもに優しいだけでなく、店舗が充実しているので、大人の週末の過ごし方としても十分に楽しめるのが家族全員にとって嬉しいポイントです。
「週末どこに行こう?」と悩んでいる関東圏内にお住まいの方は、是非一度ららぽーと富士見を訪れてみてくださいね。
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