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手洗いの大切さを、多くの子どもたちに伝えたい。花王が特別支援学校向けの衛生習慣化プログラムを制作

花王のみんなで手あらいプロジェクトの紹介画像
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花王株式会社は知的障がいのある幼児・児童に「衛生的な習慣を身につけて欲しい」との想いから、衛生習慣化プログラム「みんなで手洗い」を開始しました。

全国の特別支援学校(知的障がい)を対象に手洗い教材を特別支援学校へ届ける同プログラムを案内し、同社ホームページにて2024年2月29日まで申し込みを募集しています。

目次

衛生習慣化プログラム「みんなで手あらい」とは?

みんなで手洗い」とは、2021年より花王が実施している子どもの衛生習慣を育むプログラムです。企画した花王は上手な手洗いを楽しく学び、衛生的な習慣を身につけてほしいという想いで同プログラムを開始しています。

今回のプログラムの参加対象は特別支援学校(知的障がい)ですが、過去にはろう学校盲学校向けのプログラムも制作されていました。今回も過去のプログラムと同様に、参加する特別支援学校は無償でオリジナル教材を利用することができます。

2023年11月現在、全国の小学校の58% (約11,000校)、全国のろう学校の73% 、全国の盲学校の86% で活用されています。

みんなで手洗いの教材写真
特別支援学校で利用される大人と一緒に手洗いが練習できる教材 credit by 花王株式会社

特別支援学校向けプログラムの主な工夫点

特別支援学校向けの「みんなで手あらい」の教材は、教員の意見を参考にしつつ、子どもたちが上手な手洗いを楽しく学べるよう、さまざまな工夫が施されています。

教材の特徴

  • スライド教材は、子どもたちが見やすく疲れにくい「白黒反転文字」を採用
  • 視覚からの理解を促すために、シンプルなイラストを多く活用
  • セリフナレーション効果音の入った動画を採用
  • 「上手な手あらい」をわかりやすい表現で示すことにより、スムーズな習得を可能に
  • 6つの手洗いポーズをしっかり学べる「手あらいのうた」を活用

「みんなで手洗い」に参加する方法

「みんなで手あらい」は特別支援学校(知的障害)向けのプログラムのため、個人では応募ができません。体験してみたい!という家族の方は学校などに案内や相談をして、学校から申し込みしてもらいましょう。

募集期間2024年2月29日まで
費用無償で提供
応募方法花王公式ホームページ内、衛生習慣化プログラム「みんなで手あらい 養護学校向け」
応募フォームに必要事項を記入
https://www.kao.com/jp/education/next-generation/
教材セットのお届け時期申し込みから2~3週間程度
みんなで手あらい募集要項

すべての子どもたちに、衛生的な手洗い習慣を

「しっかり手を洗ってね!」というあいまいな表現だと「しっかり」の部分が伝わりきらず、上手に手を洗うことが難しい場合もあるもの。今回の教材のように具体的に手洗いの手順を説明し、かつ教材自体が知的障がいをもつ子どもたちにも見やすく工夫されているのはありがたいですね。

インフルエンザなどさまざまなウイルスが猛威を奮うこの時期。今回の教材の申し込み対象は全国の特別支援学校(知的障がい)関係者となっていますが、該当の学校に通う子どもがいるご家族は、ぜひ学校でもご提案や活用をされてみてはいかがでしょうか?


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花王のみんなで手あらいプロジェクトの紹介画像

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この記事を書いた人

Webライター。小学生の長女は生後まもなく細菌性髄膜炎となり、現在もてんかんの服薬を続けています。夫と身体は小さいものの運動神経抜群の長女と9歳差の次女と2020年よりシンガポールで生活中。

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