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子どもの付き添い入院に使える保険はある?入院にかかる費用や経験者ママの声も紹介

子どもの付き添い入院に使える保険はある?入院にかかる費用や経験者ママの声も紹介
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子どもの入院は、家族にとって精神的にも経済的にも大きな負担となります。特に、子どもとともに保護者も病室に寝泊りする必要のある「付き添い入院」となると、治療費以外にも付き添い者の食事代やベッド代、交通費などで思わぬ出費がかさみます

こういった事態に対する備えのひとつが、保険や共済への加入。しかし、「付き添い入院にも保険が使えるの?」と悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。

この記事では、実際に子どもの入院を経験したママたちの話を交えながら、付き添い入院時に活用できる保険や共済について解説します。

目次

付き添い入院とは

付き添い入院とは、子どもの入院時に保護者も病室に泊まり込み、子どものケアを行うことをいいます。特に子どもが幼い場合、入院中の日常生活の世話や精神的な安定のために、医療機関から親に付き添い入院を求められるケースが多いようです。

▼付き添い入院については、こちらで紹介しています。

付き添い入院にかかる費用

付き添い入院をするとどのような費用がかかるのかを具体的に見ていきましょう。

子どもの入院費用

当然ながら、子どもの入院費用がかかります。これらのほとんどには公的保険が適用されますが、食事や病衣代など、保健適応外の実費については自己負担分が発生します。

親の付き添いにかかる費用

子どもの治療費以外に、親が付き添い入院した場合にかかるお金には、以下のようなものがあります。

  • 個室利用料(差額ベッド代)
  • 付き添い者用の寝具代
  • 食事代
  • テレビカード代
  • 駐車場代
  • 洗濯代
  • きょうだい児のケアにまつわる費用(託児費など)

▼付き添い入院の親にかかる費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています

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子どもの付き添い入院に使える保険はある?

子どもの付き添い入院の場合、子どもが被保険者となっている医療保険からは給付金がもらえます

付き添い入院に親の保険は使える?

一般的には、親が被保険者になっている医療保険では子どもの付き添い入院は給付対象にならないことが多いです。

もちろん、家族型特約など給付対象になるケースも考えられますが、実際に支給できるかは保険会社でないと判断ができません。保険金支払い窓口や契約を行った保険代理店の担当者に確認すると良いでしょう。

子どもの保険であれば給付金がもらえる

子どもが被保険者となっている医療保険であれば給付金がもらえます

かなり数は限られますが、疾患・障がいがあっても加入できる保険もあります。実際に加入条件を満たすかどうかは個々の疾患や状態によりますので、確認が必要です。

【経験者ママに聞く】子どもの保険に入っていてよかったこと

では、医療保険に加入していることで実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。「子どもの付き添い入院時に備えて保険(※)に入っている」という先輩ママに、加入していてよかったことを聞きました。

※以下、体験談を紹介する方々が加入されていたのは、すべて「子どもが被保険者の保険」です。

加入のきっかけは生後11ヶ月頃、初めて親子リハビリ入院をした際、先輩ママから「リハビリ入院も補償されるから加入したほうがいい」とアドバイスを受けたためです。保険金の給付金は、入院時にかかる雑費親の食費飲み物やおやつ暇つぶしの本おもちゃなど)の購入費に充てることができました。日々、少しずつかかる出費をまかなうことができたのでとても助かりました。

我が家は病気の発症自体が不測の事態だったため、入院も含め、今後のあらゆる状況に備えて加入しました。実際にはまだ恩恵は受けていませんが、「加入している」安心感」が何よりもメリットだと感じています。今後リハビリ入院を検討しているので、その際に金銭的負担が減ると良いなと思います。

リハビリ入院をした際に保険請求をしましたが、加入時期の関係で保険金の全額支給の要件を満たさず、減額で支払われました。とはいえ、他の保険では加入自体が難しかったり、支払い対象外になる場合が多いことを考えると、減額でも補償されたのはありがたかったです。

子どもの保険を検討する際の注意点

医療保険に加入していて良かったという先輩ママの声があることは事実ですが、保険加入がデメリットとなることもあります。

我が家の場合は保険に入るべき?

と悩む方に向けて、ここからは、医療保険への加入を検討する際にどのようなことを考慮すればよいのかわかりやすく解説します。

保険の必要性は慎重に判断を

医療保険は、保険料を支払うことで入院や怪我があった際に保険金を受け取れる仕組みです。つまり、入院や怪我という事態のあるなしに関わらず、月々固定費として保険料を支払い続ける必要があるということです。

保険に加入していれば万が一の事態に対応できる安心感がある一方、入院費用が貯蓄で対応できる範囲ならば、月々の保険料の支払いの方が高額となります。特に子どもの入院の場合は費用のほとんどが公的制度でまかなわれるため、貯蓄で対応できるのであれば、保険は不要という考えもあります。

ただし、疾患・障がい児の入院の場合は一般的な保険の想定とは異なる状況もあるため、一概に不要とも言えません。

子どもの保険加入を考える際には以下の点について整理したうえで、本当に必要かどうか検討しましょう。

  • 治療の状況や予想される今後の入院頻度
  • 親が付き添うことよる収入の減少があるか

子どもの入院は治療が長期となるために繰り返しの入院が必要であったり、付き添いのために親の収入が途絶えたりするケースもあります。そのような場合には保険加入のメリットが大きいかもしれません。

加入するタイミングに注意

また、子どもの病状によっては保険の加入自体ができないこともあります。疾患によっては子どもの状態も変化するため、加入できるタイミングを逃さないようにしましょう。

生後すぐ、先天性の病気を理由に保険加入を検討しましたが、その時は条件が合わず断られてしまいました。ある程度の手術が落ち着いた頃、見込み1年間は手術しなくていいだろうという医師の判断を受けてようやく加入できました

保険加入のメリット・デメリットを知り、必要な準備をしよう

子どもの入院費用は健康保険でカバーできることがほとんどですが、親の付き添い入院にかかる費用には健康保険が適用されず、自己負担となります。特に長期にわたる付き添い入院の場合には大きな負担になることもあるため、子どもを被保険者として保険に加入して備えるというのも一つの選択肢です。

一方で、保険に加入すれば固定費が発生するため、各家庭の状況をしっかり考慮して検討することが必要です。

保険の有効性は絶対的なものではなく、あくまでケースバイケース。だからこそ、まずは各家庭の状況をふまえ、必要性をしっかり検討するのが大切です。



ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

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この記事を書いた人

フリーライター・インタビュアー。人やモノがもつストーリーをひもとくのが好き。ライター活動のかたわら、小学生向けの表現教室運営も行う。21年生まれの次女は中間位の鎖肛っこ。「自分でよかった」と心から感じられる人が増えるといいなぁと思いながら暮らしています。座右の銘は「一隅を照らす」。

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