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相談支援専門員や相談支援事業所を変えたい時はどうしたらいい?経験者ママが必要な手続きや流れを紹介

相談支援専門員や相談支援事業所を変えたいとき
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障害児福祉サービスを利用する際に必要な支援計画を書いてくれたり、サービスの利用をサポートしてくれたりする相談支援専門員。

困ったら相談できる福祉のプロとして頼りになる一方、相手も人ですから、

合わないな…

ちょっと相談しづらい

してくれることが期待していることと違うかも…

など、変えたいと思うこともあるかもしれません。

そこで今回は、実際に我が子の担当の相談支援専門員を変更したことがある筆者が、相談支援専門員や相談支援事業所を変更するにはどうしたらいいのか、また変更する際の流れについてお伝えします

▼相談支援専門員やモニタリングなどの流れの解説はこちらの記事で詳しく紹介

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目次

相談支援専門員は変えられる?

担当の相談支援専門員は、変更することができます。

新しい相談支援専門員に変わると、引き継ぎ改めての状況確認アセスメントなどが必要になり、やや手間はかかりますが、不満や不安を抱きながらお互いやりとりするよりもストレスが減らせる可能性はあります。

次の担当を見つけてから変更するように動けば、今受けている福祉サービスにも影響しにくくなります。「相談支援専門員は変えられる」「変える時にはこう動く」ということはお守り代わりにでも頭に入れておくと安心かもしれません。

相談支援専門員や相談支援事業所を変えたい時の流れ

相談支援専門員を変えたい場合、同じ事業所で担当の相談支援専門員を変える方法相談支援事業所自体を変える方法があります。それぞれのケースをみていきましょう。

同じ事業所内で担当の相談支援専門員を変えたい時の手続きや流れ

相談支援事業所に現担当者以外の相談支援専門員が在籍する場合、同じ事業所内のほかの相談支援専門員に担当者変更をすることができます

現担当者以外の相談支援専門員が在籍しているかどうかは、相談支援事業所と契約する際に渡されている重要事項説明書で確認できます。重要事項説明書に相談支援専門員の人数が書いてあるはずですので、まずは契約書を確認し、ほかの相談支援専門員がいるのかみてみましょう。

相談支援事業所を変更しないので、特に必要な事務手続きはありません

変更の流れとしては、以下のようになります。

  • 事業所に担当変更を申し出る
  • 事業所の対応を待つ

ただし、現担当者以外に相談支援専門員がいたとしても、すでに受け持ちがいっぱいで受けられる余裕がない場合、希望通りにならないことに注意が必要です。

相談支援事業所を変えたい時の手続きや流れ

相談支援事業所自体を変更することにより、新しい相談支援専門員に担当してもらうこともできます

この場合、今の事業所との契約を解除し、新しい相談支援事業所と契約を結ぶ手続きが必要です。手続き自体はいつでも可能ですが、できる限り「障害福祉サービス受給者証」の更新月に行うようにしましょう。

ライター小澤

更新月以外に事業所を変更する場合、新たに契約する事業所は以前の事業所の計画案を引き継ぐことになり、自治体の取り決め上、そこから更新月までのサービス利用支援費の請求ができなくなってしまいます。つまり、変更後の相談支援事業所では更新月までの期間は報酬が入らないことになってしまうため、できる限り更新月に変更することが望ましいのではないかと思います。

この更新タイミングも含めた手続きの流れは以下のようになっています。

  • 受給者証の更新月を確認する
  • 更新月に合わせて更新できるように次の相談支援事業所を見つけておく
  • 更新手続き前のモニタリングが実施される前に、事業所を変更したい旨を現在利用している相談支援事業所に伝える
  • 更新月に合わせ、現在利用している相談支援事業所に最後のモニタリングを実施してもらう
  • 新しい相談支援事業所と契約する
  • 新しい相談支援事業所との契約の際に、更新のタイミングから利用できるように支援計画を書いて自治体に提出してもらう

手順の2番目で次の相談支援事業所が見つからない場合、一旦自分で支援計画を書くセルフプランにすることも可能です。ただし、地域や受けるサービスによっては相談支援専門員が立てた計画相談が必須な場合もあるので、自治体や利用している施設・サービスにセルフプランでも継続してサービスが利用できるかどうか確認しておきましょう

ライター小澤

相談支援事業所を変更する際の手続きや流れについては相談支援専門員がよく知っているので、事業所を変更することになったらいつまでに何をしたらいいのか確認するのが確実です。受給者証の更新月に手続きをする、ということだけ覚えておきましょう。

相談支援専門員や相談支援事業所を変えるかどうか迷った時の考え方のポイント

相談支援専門員や相談支援事業所が変更できるとわかっても、相談支援専門員を変更する、というのは勇気がいることですよね。手続きが必要になるのが面倒、という理由もありますし、「今までお世話になった」「子どもの状態をよく知ってくれている」「こういういい面もあるんだよな…」など、決断に迷うこともあると思います。

ライター小澤

実際に筆者が変更を考え始めた時にも、悩み始めてから決断するまでに半年もかかりました。

ここからは、筆者が相談支援専門員を変更するか悩んでいる時に支援者からかけられた言葉をもとに、考え方のポイントをご紹介します。

1.我慢しない

まず大切なことは、「我慢しない」ということです

ライター小澤

この「我慢しない」という言葉は、筆者が相談支援専門員の変更について相談した複数の支援者全員に言われました。

「子どものためには今の相談支援専門員を継続するのがいいのではないか」

「私が我慢すればいい話ではないか」

など、子どもを思うあまり、自分をおさえて頑張ってしまうというのが親心かもしれません。でも、障がい児に関しては、福祉サービスの利用をする際、コミュニケーションをとったり意思決定をしたりするのは親です。その親がストレスを感じたり、不満を抱えたままで利用し続けなくてもいいんです。

小児の相談に乗れる相談支援専門員は少ないですし、変更する前にしっかり準備しなくてはいけませんが、親が我慢してまでその人にお願いし続けることはない、変更してもいいんだ、ということは覚えていてくださいね。

2.相談支援専門員以外に相談できる人を見つけておく

我慢し続けることはないとはいえ、今までの付き合いの中で「この人は優秀だな」と感じたり、「支援者に信頼されている人だな」と思ったりする場面があると、相談支援専門員を変更した後に望む支援が受けられるのかどうか不安になることもありますよね。

その不安を解消する方法として、相談支援専門員以外に複数の相談できる人を見つけることが有効です。

相談できる人とは、具体的に言うと、医療ソーシャルワーカーや自治体のソーシャルワーカー、通所している施設の職員や、訪問看護師など、普段の子どもの状態を知っている支援者です。一人ではなく、複数の支援者に支えてもらう環境をつくることができれば、仮に相談支援専門員を変更した前後で不便や違和感を覚えることになったとしても、他に助けてもらえる状態ができます。

ライター小澤

相談支援専門員は福祉のプロですが、人によって見解が違ったり強い分野が違ったりすることはあります。だからこそ、相談できる人を複数見つけておき、同じ内容の相談を複数にすることが大切です。違う視点からアドバイスをもらうことができて、もちろん制度の範囲内で、ではありますが、望む支援が受けられる可能性が高くなります。

相談支援専門員や相談支援事業所は変更できる。合わない時は我慢し過ぎずに変更を検討してみて

相談支援専門員や相談支援事業所は変更できます。人との相性や価値観の合う合わないはありますし、それが親のストレスにつながっているようであれば、違う相談支援専門員や相談支援事業所を検討してみてください。

ライター小澤

実際に筆者は最近相談支援事業所を変更してから、ストレスが軽くなりました。

多少手続きに手間や時間がかかりますが、我慢し続けなくても大丈夫です。それでも筆者自身、相談支援専門員の変更を決断するまでにとても悩み、時間がかかったので、この記事が同じように悩んでいる人にとって参考になれば嬉しいです。


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相談支援専門員や相談支援事業所を変えたいとき

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この記事を書いた人

書くこと大好きなライター。7歳の息子が遺伝子疾患を持つ医療的ケア児です。子どもを育てる過程で知った社会の生きづらさや情報格差に衝撃を受け、障がい児を育てるための情報がもっと手に入りやすくなるよう発信しています。

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