JR東日本では2024年2月26日から、JR西日本では2024年2月27日から、障害者割引が適用されたきっぷをオンラインで購入することが可能になりました。
これまでは窓口で障害者手帳を見せないと買うことができなかったから、とっても便利になったね!
さらに、新幹線の車いす対応座席の予約もオンラインで行うことができるようになりました。
JRの障害者割引制度とは?
JRでは障がいがある人と同行する介護者を対象に、乗車料金が半額になる「障害者割引」を提供しています。(新幹線の特急券は対象外です)
障害者割引を受けるためには、身体障害者手帳か療育手帳を持っていること、さらに手帳の「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄」に第1種または第2種の記載がされていることが条件です。
割引制度の詳しい条件は、下の表を参考にしてみてね!
対象 | 割引となる乗車券の種類 | 割引率 |
第1種障害者とその介護者 | ・普通乗車券 ・回数乗車券 ・普通急行券 | 50% |
・第1種障害者とその介護者 ・12歳未満の障害者とその介護者 | 定期乗車券(小児定期乗車券を除く) | 50% |
第1種、第2種障害者の単独利用(※) | 普通乗車券 | 50% |
※:片道の営業キロが100キロを超える場合(私鉄など、JR以外の鉄道会社にまたがる場合を含む)
出典
- JR東日本「障害者割引制度のご案内」
https://www.jreast.co.jp/equipment/waribiki/
- JR西日本「割引制度のご案内」
https://www.jr-odekake.net/railroad/service/barrierfree/discount/
▼新幹線の障害者割引についてはこちらの記事で詳しく解説しています
障害者割引乗車券のオンラインでの購入方法
今回のJRの発表によると、障害者割引が適用されたきっぷをオンラインで購入する方法は以下の通りです。なお、マイナンバーカードが連携されたマイナポータルの登録が必要です。
これで障害者割引料金できっぷを買うことができます。ただし、予約したきっぷは乗車前に「指定席券売機」や「みどりの券売機」で受け取る必要があるので注意してください。
新幹線の車いす対応座席もオンラインで予約可能に
新幹線には車いすに乗ったまま利用できる「車いす対応座席」がありますが、この座席の予約もオンラインでできるようになりました。JR東日本によると、「えきねっと」では座席の種類を選ぶ際に「指定席 車いす対応座席」を選択して予約することができます。
ただし、車いす対応指定席の種類や数は車両によって異なるため、乗車する日によっては予約ができる席の種類/数が変わる場合があります。
なお、個室の多目的室利用の場合には以前と同様の方法で手続きする必要があります。
【徹底解説】新幹線多目的室の使い方や対象条件、予約方法などを利用者ママがご紹介
きっぷのオンライン購入で障がい児・疾患児とのおでかけがもっとスムーズに!
これまできっぷの障害者割引を受けるためには、窓口で障害者手帳やデジタル障害者手帳「ミライロID」を見せる必要がありましたが、窓口は時間帯によっては混雑していたり、そもそも窓口まで出向くことが大変だったりと、手間がかかるものでした。
今回の取り組みで、障害者割引を受ける場合もオンラインできっぷの購入や新幹線の車いす対応座席の予約ができるようになったことはとても喜ばしいことです。
これをきっかけに、障がい児や疾患児とのお出かけがよりスムーズになり、たくさんの方がお出かけを楽しめますように!
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