障がいのある子の就学には、「どの学校を選べばいい?」「どんな準備が必要?」など、不安や悩みがつきものです。そこでファミケアでは、就学を経験されたアンバサダーのみなさんに、ご自身の経験をインタビューしました。
今回は、特別支援学校に通う子どもがいるたまちゃんママさんへのインタビューです。
お子さんの基本情報

・通学している学校:特別支援学校
・今の子どもの学年:中学部1年生
・疾患・障がいの種類や程度:四肢体幹機能障害
・医療的ケア:酸素吸入、吸引、胃ろう、夜間呼吸器
・通学方法:自家用車で送迎, 介護タクシーなど支援を利用
就学準備について
ここからはたまちゃんママさんに実際におこなった就学準備について質問していきます。
まずは何から始めましたか?
特別支援学校の見学に行ったり、学校で開催する地域のお祭りに参加したりしました。
就学先に向けて動き始めたのはいつ頃ですか?
年中の春ごろでした。
学校に入学するまでの間に、どのように学校と情報共有をしましたか?

見学のときにコーディネーターの先生とお話したり、2月の就学前面接で普段の様子などを伝える機会がありました。
就学先を決める時にどんなことを大事にしましたか?
通いやすさです。あと、学校の雰囲気(小学校と併設であることや運動会を一緒に開催することがとても魅力的に感じました)
就学先を決める時に迷ったことや大変だったことはありますか?
行きたい学校は決めていてそこに通うために学区内に引っ越すことになっていたので その物件探しが大変でした。
放デイはいつから探し始めましたか?
入学後です。娘が特別支援学校に入学した頃は、今ほどデイの数が多くなかったので。
通学支援はどのようにして探しましたか?
学校の通学バス担当の先生に相談し、通学支援車両を使うことをお願いして学校が手配をしてくださいました。
就学後の生活について
つぎに、就学後の生活について質問しました。
通学日の1日のスケジュールを教えてください
7:00 起床
9:30 自宅出発
9:50~14:30 授業時間
14:30 お迎え
15:00 帰宅
※放デイは月2日程度利用
学校への付き添いはありましたか?
ありました。1カ月くらいでした。
学校に入ってからの生活はどうですか?

特別支援学校に進学すると、なかなか地域の子どもと関われないと感じるかもしれませんが、副学籍交流(地域小交流)といって月に1回程度、担任の先生と地域の小学校の授業に参加し子どもたちと関われる機会があります。
コロナ禍で交流出来なかったときは動画で交流をしたこともありました。
特別支援学校のお友だちとはまた違った刺激を子ども達から沢山受けて、娘はとても楽しそうでした。その姿を見て嬉しく思ってくれる子ども達も多くてとても幸せでした。
普段は支援学校でその子に合わせた教育を受け、地域の学校での交流も出来るという環境が我が家には合っていたと思っています。
就学について振り返って思うこと

最後に、就学時期を振り返り、今だから思うことをお聞きしました。
学校に入るまでの準備で工夫したこと、やってよかったことはありますか?
見学です。やっぱり自分の目で見ることは大事だと思います。
先生や先輩たちがどんな風に過ごしているのか?見ることで、学校での過ごし方のイメージをもてました。
さいごに、これから就学を迎えるママ・パパへのアドバイス
お子さんにとって何を大事にしたいか?を家族で考える時間が大切かと思います。
コメント