4月から特別支援学校の1年生になった娘は、就学までは2箇所の児童発達支援事業所に通っていました。
卒園式の写真です。

生後8ヶ月でウエスト症候群の診断を受け、保育園以外で娘の成長発達のために通える場所はあるのだろうか、と探し始めたことがきっかけで児童発達支援事業所に出会いました。
1歳4ヶ月頃から通い始めましたが、その頃はやっとお座りができるようになった頃で、床に座るのも不安定で危なっかしい感じでした。写真のように椅子に一人で座ることや卒園証書を自分の手で受け取ることなど、想像もしていませんでした。
好きなおもちゃをバニーホッピングで取りに行ったり、おやつを自分の手で食べたり、時々トイレで排泄できたり、いろいろな方々に支援していただいて、ゆっくりながらもできることが増えていきました。「これは難しいだろう」ということも「できるかもしれない」「やってみようかな」と思わせてくれたのは、一番は娘そのものではありますが、家庭以外の場所での先生やお友達との関わりや、そこでの様子を伝えてくださる先生方のおかげだと思っています。親と一緒ではない時のこどもの姿から学ぶことは多く、家庭での関わり方のヒントにもなりました。
過度な期待は、障害児子育てでは特に自分たちを苦しめることになりますが、こどもの可能性は時に私たちの想像を超えてくると、家庭や職場で実感しています。もちろん、傷つかないための私たち親の心の持ち方、調整も大切。やっぱり、一攫千金!?みたいなことを望まず、とにかく目の前の問題に対して、信じて粛々とやるべきことをやること、それに尽きるとしみじみ思いました。
がんばるけどがんばりすぎない、そんなことを決意し、小学校生活をスタートしたところです。
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