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東京おもちゃ美術館、入院児や在宅医療的ケア児の遊び支援で暮らしをより楽しくするためのクラウドファンディングを開始

東京おもちゃ美術館、入院児や在宅医療的ケア児の遊び支援で暮らしをより楽しくするためのクラウドファンディングを開始
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東京おもちゃ美術館や福岡おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人「芸術と遊び創造協会」では、これまで35年間続けてきた病児の遊び支援を今後も持続可能な事業として継続していくため、クラウンドファンディングを開始し9月20日(金)午後11時までの期間実施しています。

目次

東京おもちゃ美術館が病児の遊び支援を35年間続ける背景

医療的ケアを日常的に必要とする「医療的ケア児」は年々増加しており、在宅で生活している全国の医療的ケア児は令和3年時点で約2万人(※1)にのぼると推計されています。

さらに様々な疾病を抱え、治療を受けながら生活している「病児」も全国で12万人(※2)にのぼるとの報告があります。

※1:厚生労働省「医療的ケア児について
※2:厚生労働省「小児慢性特定疾病児童とその家族の支援ニーズの把握のための実態把握調査の手引き書

医療的ケア児や病児、その家族に対しては行政による支援の拡充が図られつつはありますが、それでも日々の生活を送る上で特別な配慮が必要であるために、様々な経験をする機会や、行動範囲が制限されるなどの課題を抱えているのも実情です。

そのため、東京おもちゃ美術館では

特に様々な経験が不足しがちな病児にとって、自宅や入院先の病院など身近な場で「遊び」の機会を得られることは、日々の生活を楽しく、豊かに過ごすことにつながるのではないか

という思いから、35年にわたって病児の遊び支援活動を始めているそうです。

今回の寄付を通じて実施する活動3つ

今回のクラウドファンディングは、コロナ禍より開始したオンラインでの遊びの提供や、コロナ禍が明けて少しずつ復活しつつある病院での遊びボランティア、支援者に遊びの重要性を伝える学びの場の提供など、これからますます求められる活動を提供し続けるための資金の一部を募ることを目的に実施に至りました。

クラウドファンディングに関する詳細は下記をご確認ください。

「病気だって遊びたい!」医療的ケア児と家族に笑顔の輪を広げよう
https://readyfor.jp/projects/act-toys-2024

また具体的な資金活用用途となる活動は、下記の3つです。

東京おもちゃ美術館、入院児や在宅医療的ケア児の遊び支援で暮らしをより楽しくするためのクラウドファンディングを開始

在宅ケアを続ける家庭への遊び支援 週1回の「オンラインおもちゃの広場」

遊びのスペシャリストである「おもちゃコンサルタント」が、週に1度遊びの時間を設けます。現在の運営を継続開催しながら、この活動をまだ知らないご家族に情報を届け、参加していただくためのチラシ作成や広報活動も行います。

小児病棟への遊びボランティア派遣

ベッドサイドや病棟内プレイルームへ、一緒に遊ぶおもちゃコンサルタントが出向きます。病院ボランティアをコーディネートし、活動費用や交通費を当協会が負担することで、この活動を推進していきます。

公開セミナーの開催

病児に関わる様々な立場の方々が一堂に会し、病気の子どもの生活がより豊かになるように、病児の遊びや環境について考える公開セミナー「病児の遊びとおもちゃケア」を開催します。2006年に初開催し、2025年には第19回を迎えます。

日時:2025年3月9日(日) 
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)

今までもこれからも。病児の遊びを支援し続ける東京おもちゃ美術館

東京おもちゃ美術館等を運営する「芸術と遊び創造協会」では、全国12館のおもちゃ美術館の運営や、本記事で紹介したオンラインおもちゃの広場、小児病棟の遊びボランティア活動のほか

・国立成育医療センターでのおもちゃライブラリーの運営
・おもちゃ美術館の休館日に、在宅の難病のお子さんとご家族の方々をご招待し、貸し切りで遊んでいただくイベント「スマイルデー」の開催
・全国で活動を展開する病院向け移動ミュージアム「ホスピタル・トイ・キャラバン」

といった様々な活動を通して、病児や医療的ケア児、そのきょうだいを含む家族に遊びを通して楽しくほっとできる時間を届ける活動を行っています

子どもに「遊び」を通して多くの経験を与えてあげたい!

病院と家の往復になりがちな日常にホッと笑顔になれる時間を作りたい!

という方は、ぜひ東京おもちゃ美術館もしくは芸術と遊び創造協会の活動情報をチェックしてみてください!



ファミケアの掲載記事およびコラムに関しては、当事者および専門家によって作成しておりますが、全ての方に当てはまる情報ではございません。投稿された情報の利用により生じた損害について、ファミケア運営元では責任を負いかねますので、あくまでもご家庭での判断のもと参考情報としてご利用ください。また、特定の施設や商品、サービスの利用を推奨するものではありません。

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この記事を書いた人

Webライター。小学生の長女は生後まもなく細菌性髄膜炎となり、現在もてんかんの服薬を続けています。夫と身体は小さいものの運動神経抜群の長女と9歳差の次女と2020年よりシンガポールで生活中。

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