吸引器「スマイルケア」ってどんな製品?
今、吸引器の購入を検討しているのでスマイルケアについて知りたい
そんな方のために、今回は、吸引器スマイルケアとはどんな製品なのか、おすすめポイント、使い方、持ち運び可能かどうか、料金、購入方法を紹介します。
吸引器スマイルケアとは?
吸引器スマイルケアとは、たんや鼻水、よだれなどの分泌物を吸引できる医療機器です。口鼻と気管、両方の吸引ができます。
重さ約3kg、大きさW22.3×D22.6×H27.2cmと少し大きめなサイズなので、自宅での使用をメインにする方が多い吸引器です。
最大吸引圧は、-75kPa±10%で、充電時間約90分で約30分間運転が可能です。
吸引器スマイルケアのおすすめポイント
安心できる吸引圧力
最大吸引圧-75kPa±10%で、分泌物をしっかりと吸引できるのが最も安心できるポイント。
子どもの痰が上がってきているときに十分な圧力がないと吸引しきれず、子どもに苦しい思いをさせてしまいますが、吸引器スマイルケアではそんな心配はありません。
我が家では1年半スマイルケアを使用していますが、吸引力に困ったことは一度もありません。
吸引圧力を調整すれば口鼻も吸引できる
吸引圧を調整すれば、気管だけでなく口鼻の吸引もできます。
鼻水用の吸引器を使用しなくても、スマイルケア1つあれば、気管も口鼻も吸引できるのは嬉しいポイントです。
外出先でも使用できる
重さ3kg、大きさW22.3×D22.6×H27.2cmと少し大きめのサイズ感なので自宅で使用する人が多いと思いますが、もちろん持ち運びも可能です。
取っ手がついていて持ち運びやすい上、充電時間90分で約30分間運転ができるため電源がない場所でも使用することができます。
息子が体調を崩した後など分泌物が多い時は、スマイルケアを外出先に持っていっています。確実にしっかりと吸引できるので、痰が上がってきやすいときでも安心して過ごせます。
スマイルケアの使い方
手順1.チューブに吸引カテーテルを差し込みます
吸引カテーテルを、吸引器スマイルケアのチューブに差し込みます。奥までぴったりと差し込むのがポイントです。
手順2.吸引圧をダイアルで調整します
吸引する箇所によって吸引圧をダイアルを回して変えます。口鼻だったら弱めに、痰が気管の奥の方まで溜まっているのを感じた時は少し強めになど、子どもの状態によって吸引圧のダイヤルを回して調整するようにします。
手順3.「吸引」と書かれた電源ボタンをONにして吸引する
準備ができたら、「吸引」と書かれた電源ボタンをONにして吸引します。吸引する箇所によって、吸引カテーテルを挿入する長さは変わってくるのでしっかり確認しましょう。
手順4.吸引カテーテルを消毒し水を通して保管容器に戻す
吸引し終えたら、吸引カテーテルをアルコール綿で消毒します。その後、水を通してチューブの中の分泌物を流し、チューブから外して保管容器に吸引カテーテルを戻します。
アルコール綿で消毒する場面は、吸引のやり方を教えてくれる病院によって異なる場合があります。息子の場合は、吸引後すぐと、水を通したあと2回消毒しています。
スマイルケアは持ち運び可能?
スマイルケアのおすすめポイントでも紹介した通り、スマイルケアは持ち運び可能です。
取っ手がついているので持ちやすく、約30分間運転可能なので電源がない場所でも使用できます。
ただ、約3kgと大きめで持ち運ぶのは不便だと感じる人もいると思います。持ち運び用として別にコンパクトな吸引器を用意する家庭も多いです。
我が家もスマイルケアを常時持ち運ぶのは難しいと判断して、外出用に使える吸引器「べべキュア」を持ち運び用にしています。しかし前述のように子どもが病み上がりで吸引が頻回なときは吸引力を信頼しているスマイルケアを外出時にも持っていきます。長時間使用する時は、電源コードも持ち歩き車や外出先のコンセントにつないで使用するようにしています。
▼吸引器「べべキュア」について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
スマイルケアの料金と購入方法
吸引器スマイルケアの料金と購入方法について紹介します。
スマイルケアの料金
筆者が購入した際のスマイルケアの価格は、56,400円(税込)でした(2022年11月時点)。
しかし、1台目の吸引器だったため、「電気式たん吸引器」として日常生活用具給付を利用し1割負担で購入できました。
日常生活用具給付とは、障がい児や疾患児が日常生活を送るために必要な物品購入の際自治体から補助が出る制度です。自治体により違いはありますが、基本的にかかった金額の1割負担で購入することができます。
スマイルケアの購入方法
日常生活用具給付を利用する場合の購入方法は以下の通りです。
- 吸引器スマイルケアを取り扱っている業者に見積もりを出してもらいます
- 日常生活用具給付の申請に必要なものを用意して市区町村の担当窓口に提出します
- 給付が決定した旨自治体から通知が来たら、取り扱い業者に連絡します
- 吸引器スマイルケアを受け取り、給付券に受領した旨を記入します
- 利用者負担額を取り扱い業者に支払います
日常生活用具給付の申請には、身体障害者手帳や小児慢性特定疾病の医療受給者症、見積書や医師の意見書などが必要です。お住まいの自治体によって変わる可能性がありますので、あらかじめ窓口で確認するようにしましょう。
吸引器スマイルケアは吸引力が高くて安心
口鼻や気管などを吸引できる医療機器である吸引器スマイルケア。
最大吸引圧が-75kPa±10%なのでしっかりと吸引でき、痰などの分泌物が多いときでも安心して使用できます。
大きさは重さ3kg、W22.3×D22.6×H27.2cmと少し大きめですが、取っ手がついていて持ち運びやすく、充電時間約90分で約30分間運転ができるので外出先でも使用可能です。
吸引器の1台目としてスマイルケアを購入するなら日常生活用具給付を利用できるので、1割の負担額または負担上限月額で買うことができるのもおすすめなポイントです。
我が家では1年半使用していますが、メンテナンスも楽で故障もありません。何より吸引力にとても満足しています!
これから吸引器を購入しようと思っている方や、吸引器を新しくしようとしている方などの参考になれば嬉しいです。
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