子どもが病気になったときの看病がしんどい…
子どもが病気になったときどう過ごしたら少しでもリフレッシュできるの?
子どもの看病をするのは大変ですよね。子育てをしている人ならみんな、同じ気持ちだと思います。
そこで今回は、子どもの看病がしんどい理由やしんどいときの過ごし方、リフレッシュ方法を紹介します。
子どもの看病がしんどい理由
子どもが風邪を引いたり感染症にかかったりすると、職場に連絡し休まないといけなかったり病院に受診しに行ったりケアが多くなったりといつもよりも親の負担は大きくなります。それで子どもの看病がしんどい、と思ってしまうのは当然です。多くの方が同じように、以下のような理由で看病がしんどい、と思っています。
1.仕事を休まなければいけない
子どもが病気の時、仕事を休まないといけなくなると「会社の人に迷惑をかけてしまう…」そんな申し訳ない気持ちでいっぱいになる人は少なくありません。
子どもの病気や症状によっては1週間以上自宅療養する必要があり、その間ずっと仕事を休まなければいけない場合もあります。長期で休まないといけないとなると、職場の状況によっては肩身が狭い思いをすることもありますよね。
また、「会社での居場所がなくなるんじゃないか」「有給をすべて消化してしまい給料が低くなってしまうのではないか」という心配も出てきます。
2.病気の子どもの預け先がない
病気の子どもの預け先がないことも看病がしんどい理由の一つです。
子どもが病気のときに利用できる病児保育もありますが、いつでも誰でも病児保育を利用できるとは限りません。定員がいっぱいだったり、医療的ケアや障がいがあったりすることで病児保育を利用できないこともあります。
また、おじいちゃんやおばあちゃんなど頼れる家族や親戚が近くにいない場合、病気の子どもの預け先はなくなってしまいますよね。
かわいい我が子とはいえ、誰の手も借りられずずっと子どもと一緒、ということに息が詰まることもあります。
病児保育がもっと増えたり、医療的ケアや障がいがある子どもでも利用できる病児保育が増えてくれると、子どもが病気のとき安心して預けることができるんじゃないでしょうか。
3.子どもから病気がうつる心配がある
子どもからの病気がうつる心配があるのも、子どもの看病がしんどい理由の1つです。
特に流行り物の感染症の場合はうつりやすく、家族内感染で大変な思いをするご家族も多いはず。きょうだいがいる場合は隔離してうつらないようにしたり、看病する親もうつらないようマスクをして家中を除菌をして感染対策を行ったりするなど、どうにか子どもの病気がほかの家族にうつらないように頑張らなければなりません。
万が一、子どもの病気がうつった場合は、仕事を休む必要があったり、しんどい身体をひきずってまで子どもの看病をしたりと、大変な時期を過ごすことになります。
4.通常よりケアが頻回になる
子どもに医療的ケアがある場合は、病気になると通常よりケアが頻回になることもあります。
例えば24時間人工呼吸器を使用していて、気管や口鼻の吸引が必要な医療的ケア児の場合、病気になることによって吸引が頻回になります。
また、痰がたまらないようにカフシストや吸入を使って、排痰ケアを1日に数回行う必要がありマメなケアが必要になります。
筆者の場合、医療的ケア児である息子が自宅療養だったときは、1週間、普段通っている保育園や療育を休まなければならず、在宅で仕事をしながら吸引が頻回な息子のケアをして大変でした。
5.病院に連れていくのも大変で待ち時間も長い
病気の子どもを病院に連れていくのも一苦労ですよね。
すぐに診察して薬を処方してもらえれば簡単ですが、現実はそうはいかず…。しんどそうな子どもを連れて長い待ち時間を過ごし、やっとの思いで薬を出してもらえることがほとんどではないでしょうか。
長い待ち時間を病気の子どもと一緒に待っていると、自分までぐったりしてくるものですよね…。
6.しんどそうな子どもの姿を見るのがつらい
いつも元気で笑顔な子どもが、病気になってしんどい顔をしているのを見るのは親としてつらいもの。
子どもが病気になり看病することで、いつも子どもが笑顔で過ごしていることが当たり前ではないんだなと思わされますよね。
筆者の息子が肺炎になり高熱を出した時は、呼吸をするのが苦しそうで見ているのがつらかったです。やはり子どもには元気でいてほしいものですね。
子どもの看病がしんどい時の過ごし方やリフレッシュ方法
生まれつき先天性の疾患があり肺炎や気管支炎になるなど体調を崩しやすい息子の看病をする機会が多い筆者が、子どもの看病がしんどい時の過ごし方やちょっとしたリフレッシュ方法を紹介します。
1.子どもが寝ているときは自分も寝る
子どもが寝ている時は、一緒に自分も寝て休みましょう。
子どもによっては病気の症状がつらくて夜起きてしまい、自分も起きなければならず夜に睡眠時間を十分にとれない親もいると思います。
子どもが寝て休んでいる時は、自分も身体を休めるチャンスだと思って、一緒にゆっくり寝て過ごしましょう。少しでも心身の回復をさせるのが、子どもを看病している時期のポイントです。
2.ちょっとしたおいしいものを食べる
自分に食べる余裕がある場合、ちょっとしたおいしいものを食べて少しでも元気を出しましょう!
コンビニのデザートやアイスなど、自分へのご褒美として美味しいものを食べると、子どもの看病のちょっとしたリフレッシュになります。
もちろん食べるものは甘いものではなくても、自分が好きなものでOKです!
3.頼れる人がいればできるだけ頼る
パートナーはもちろん、自分の親などの家族、訪問看護師や訪問医など頼れる人がいればできるだけ頼り、一人で頑張らないようにしましょう。身体的に楽になるのはもちろん、「自分だけで病気の子どもを守らなくていいんだ」と気持ち的にも楽になります。
筆者の息子は先天性の疾患があるため、熱が出た時は最初に訪問看護師に相談し、その後の行動について指示を待つようにしています。また医療的ケアができる義理の母にも、自宅療養のときは家に来て看病を手伝ってもらえるようにお願いしています。
子どもの看病がしんどいのはみんな同じ。上手にリフレッシュしてつらい時期を乗り越えよう
子どもが病気になったときに看病するのはつらいですよね。
預け先がなかったり、家族内で感染が広がらないように対策をしたり、通常より頻回なケアを行わないといけなかったり、病院に行くのも大変だったり、しんどそうな子どもの顔をみるのもつらかったりなど、子どもの看病がしんどい理由はたくさんあります。
しかし、子どもの看病が必要なとき、どうにかして乗り越えていきたいもの。子どもが寝ている時は一緒に寝たり、頑張っている自分へちょっとしたご褒美を与えたり、頼れる人がいればできるだけ頼ったりして、上手にしんどい時期を乗り越えましょう!
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