からふる

支援のポイント・こだわり

五感を刺激する「感覚あそび」と、段階的な制作体験

「からふる」では、感覚刺激を取り入れた活動が豊富です。小麦粉粘土や水遊び、風船、ボールなど、五感を使った遊びを通じて、子どもたちの興味関心を広げていきます。制作活動ではテーマや狙いを明確にし、素材に触れる体験から始め、少しずつ練習を重ねてひとつの作品に仕上げていきます。このように、過程を大切にすることで「できた！」の達成感を味わうことができ、自己肯定感にもつながります。

専門職と連携した「姿勢」と「口腔発達」のアプローチ

法人母体が歯科クリニックの「からふる」では、子どもの成長に欠かせない口腔機能や姿勢づくりにも力を入れています。日々の活動に「お口の体操」や「姿勢を整える運動」が組み込まれ、遊びを通して自然と体幹や口の動きが育まれます。必要に応じて、小児専門の歯科医と連携した相談も可能。歯磨き指導も無理強いせず、楽しく取り組める工夫があり、子どもたちは仲間と一緒に楽しみながら、口の健康への意識を高めています。

「やってみたい！」を引き出す、こども主体の遊びと関わり

「からふる」では、子どもたちが「やりたい！」と思えるような遊びを一緒に考え、集団の中で経験していきます。朝の会やサーキットなど園生活のような日課の中に、運動遊びや指先を使った遊び、感覚遊びがちりばめられています。活動はすべて職員がチームで支援しており、保育士を中心に、言語聴覚士（ST）や作業療法士（OT）が一人ひとりの成長に寄り添います。押しつけではなく、「自分はこれがやりたい」という気持ちを大切にする姿勢が、「できた！」という喜びへとつながっています。

遊びの中で育まれる「ことば」と「人との関わり」

遊びや日常生活の中に、言葉やコミュニケーションの要素が自然に溶け込んでいるのが「からふる」流。友だちとのやりとり、先生への伝え方など、生活のあらゆる場面が“ことば”を育てる場です。視覚支援（スケジュールや手順カード）も積極的に活用され、見通しが持てることで安心して過ごせる工夫も。ひとりで頑張るのではなく、みんなと一緒に「楽しい！」を共有する中で、人と関わることの楽しさが育っていきます。

施設コメント

子どもたちが「楽しい！」と思える関わりや遊びを通じて、人とのつながりや「できた」の喜びを感じられるように支援しています。姿勢や口の発達といった専門的な視点も大切にしながら、成長の土台をつくるお手伝いをしています。

１日の流れ